【勝手に日報】スピードより質!!!!from『ベイジの日報』

私は株式会社baigieのオウンドメディアである『ベイジの日報』を愛読している。デザイナーとしてだけでなく、社会人として非常に多くのことを学びや気づきを得られる。


ここまで分かりやすく思考を言語化し、かつ高頻度で更新しているコンテンツは他に見当たらない。隠さずに言えば私の「勝手に日報」シリーズはベイジの日報への憧れから始めたものだ。毎日自分の思考を言語化して文章を書くことは骨が折れる作業であると実感している。他の仕事と並行してこのクオリティの日報を毎日書いているベイジの皆さんの凄さを改めて実感しているし、私もそうなりたいと思う。

そんなベイジの日報の中で、定期的に読み返す記事がいくつもある。

例えば、デザイナーの塚本さんが書いた「新人デザイナーこそ、スピードよりクオリティにこだわるべき」という記事だ。

2年ほど前の記事だが、元来スピードにこだわりがちな私を窘めてくれる内容で、特に何度も見返している。

私はこの春にWebデザイナーへと転職することを決意した。早く転職したいという思いから、基礎学習もそこそこに、見様見真似で作品を10個ほど作り、ポートフォリオを準備した。約3ヶ月間の出来事だ。そうして速さにこだわって出来たポートフォリオは見るも無惨な姿だったと思う。当然、書類選考はことごとく落ち、辛うじてこぎ着けた内定はSES企業で、インフラエンジニアとしての技量を買われてのものだった。

ここでの私の大きな過ちは、X等でデザイナーの皆さんが口を揃えて言う「質より量」「量が質を生む」のような言葉を、数さえこなせば良いと履き違えてしまった事だ。速さに囚われて雑にこなしただけの私の作品が評価されるはずもなかった。

質を生む量は、質にこだわった量なのだ。

自分の作品の質の低さに気づいた私は、求人への応募を一旦ストップし、0からデザインを学び直すことにした。それなりに目が養われると自分が作っていた作品の醜悪さに改めて打ちのめされる。当初の転職計画からは大幅に遅れをとっているが、技術の面では間違いなく向上しているはずだ。

正直、転職に対する焦りはある。というかものすごく焦っている。早くWebデザイナーになりたい。そんな焦りから、今作成しているポートフォリオも「こんなもんでいいか」と妥協してしまいそうになることがある。その度にこの記事を思い出す。まだスタートラインにすら立っていない自分が、何を一丁前に速さを意識してんねん、と。そもそも、Webデザイナーになる事自体が私のゴールでは無いし、取り急ぎでプロになれてたまるかとも思う。
プロを舐めるな。

塚本さんも仰っているように、デザイン以外でも「スピードより質」は当てはまると思う。以前の勝手に日報にも書いたように、質を伴わないスピードは雑なだけだ。デザインもバスケも現職も「丁寧に」をキーワードに着実に1歩1歩成長していきたいと思う。

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