マーケティングと開発者: おむすびさん
Marketing and Technology - OMUSUBI
実は、僕は結構「マーケティング」(Marketing)という言葉を使う割には信用してません。いやいや、開発者が一般的にマーケティングを嫌うとか嫌わないとかそういうレベルの問題ではなく(尚、優秀なマーケッターの脳の嗜好性と優秀な技術者の脳の嗜好性は正反対です ... ) ... ただ単に、「ユーザ・ニーズを分析し、それにあった技術者がいれば/技術があればそれを結びつける」という事をしたいなあ、と思っているからに過ぎません。現在のマーケティング・スキームは全般的に「迎合型」に等しく、よろしくない。インキュベーション/V.C.も同様。何事も、「Yin/Yang」のバランスが非常に大事。:-)
超入門 コトラーの「マーケティング・マネジメント」 [Kindle版]
安部徹也
かんき出版
2014-02-07
いつも、「技術はユーザを向くべきか」といった多少<根源的なテーマ>があったりもしますし、それはまたそれでいい事だと思うのですが、何となく「お結び的」発想が世間には少ない気がしてなりません。マーケッターが「ユーザニーズ」を右脳で感知し、技術者が「シーズ」を左脳で作るのなら、その両方の脳を使った優秀な「リサーチャー」(Researcher) が両者を結び付けてくれる働きを出来るはず。優秀なリサーチャは左右両方の大脳の嗜好性が強いはずなので...発明家(Thomas Edison)や物理学者(Albert Einstein)タイプだな...(As you know, "Necessity is the mother of invention")
開発者の中には、「ユーザの声を聞いてそれを達成することが自分の喜び」と考える人もいます。こういう人の存在をNeglectするのはよくありません。一方、ユーザとの対話を大事にしてきたマーケッターで、「自分で技術を取得し」ユーザの声を適切に技術に反映していく人もいます。こういう人の存在をNeglectするのもまたよくありません。しかし、世の中の大多数は、「こういうものを作って生きたい」という技術者の(悪い言葉を使えば近視眼的ですが良い言葉を使えば情熱あふるる)「職人魂」と、ユーザのニーズをシーズに求めるマーケッターの「感性」(でも、技術者的な視点から言わせてもらえばやや「センスが無い」部分もあったりはしますが(^^;)は、対立するのが世の常人の常。
日本企業の特許取得件数は世界でもトップクラスだと言う事は周知の事実でしょうけれども、このような「対立構造」を今まで真剣に捉えてこなかったために、「おむすび」が出来てこなかったのでは無いでしょうか。特許データベースはそろいました・・・技術もそろいました・・・「マーケッター」も「世界一口うるさいユーザ」も沢山居ます・・・これからは「おむすびさん」が沢山出てくるような時代になって言って欲しいものですネ。
"Professional Developers and Professional Marketers can meet together through catalytic (and warm-hearted) agent!"
(初稿: 2004年03月29日)
<創発>と言う言葉があるそうです。ウィキペディアによると、
なんだそうですが、分かりやすく言えば、「1+1=10あたりになる」とかそういう事。
専門を極める方法、あるいは、極めた後の、学問領域、社会領域へのアプローチ手法は、二つあると思います。つまり、専門領域に入ると、二パターンに分かれるのですよね。専門外に関して専門の応用が効いていない方と、専門外と専門領域にパイプ(パターン化)を持っている方と。勿論、「専門外に関しては答えるな!」と言う要請も一理あるのですが、Aと言う専門でBと言う専門を捉えるとどうなるのか、と言う様な視点は、決して悪いものでもないと思うのです。創発が生まれるのは、専門外と専門の領域の組み合わせ。文系専門で、そのことを「恥じていない人」の多くは、概してダメだと私は思いますけれども・・・如何でしょうか。
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ChatGPTに論評してもらいました:
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