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いなかっぺてつやの営業 (21) 貸しを作りまくろう 与えまくろう

貸し借り。
小さい時はゲームの貸し借りだったな。
僕はいじめられてたから、ゲームソフトは返ってこなかった。(・∀・)
小さい頃の貸し借りって、別に何も問題ない。
いつも貸してるのに返ってこないなとかはあまり考えない。
でも大人になってからは、特に仕事の場合はシビアに考えてしまう。
だって、自分の貴重な時間と労力を使うのだから。
だからこそ、尚更貸しを作ろう。

一見、矛盾しているようだけど、僕はこれでいいと思っている。
でもそこにはポイントがある。
それは貸しは貸しでも「簡単にできる、負担がないこと」をするってこと。

労力がかかる貸しは返ってこないときに残念に思う。
せっかくやったのにー・・・
でも、ついでとか、簡単なものはすぐにできるから良い。
そこで、相手に貸しを作る形を取れれば一石二鳥。
これを繰り返して繰り返して繰り返して、与えまくる。
その後は返ってくるか、返ってこないか。
返ってこない人もいる。
そこの見極めは自然とできるようになると思うが、僕はまだまだできていない。
なので、とにかくまずは相手に貸しを作って、与えてみている。
それでずっと返ってこなければ、その人と距離をおく。
実際、返ってこない人いるよな。
その人は、だいたい自分のことしか考えられない人が多い気がする。
もう、そんな人とは関わらない。
それが気づけて、今後の時間の無駄を無くせることに気づけてことが、与えてよかった点と思うようにしている。

僕は、お客さんからお願いや要望あった場合、特に問題なく超簡単にできることでも、自分でできる範囲の大したことではないことでも、
「めっちゃ大変でしたけど、なんとかなりました。」
「なんとかなってよかったです。」
って言って対応している。
実際には、チョー簡単で、小指一本ぐらいでできることでも、骨をおった風に見せてるし、こちら側もメリットがある場合にも、デメリットしかないけど対応しました、的な感じを見せるようにしている。
めちゃくちゃ真剣な感じで、はあはあ言いながら
「なんとか大丈夫でした。くっ・・ほ・ん・と・に・・・よかった」みたいな

ここは役者になろう。せっかく相手に貸しを作るチャンスだから、
思いっきり大変そうなアピールをしよう。
僕は、貸しを作る見極めはできてないけど、芝居はピカイチだと自負している。

常に相手の要望を聞いてあげるスタンスを貫くんだ。
これが常に貸しを作り続けるコツだなと思っている。
「ああ、いなかっぺさんはいつもお願い聞いてくれるな」
「ああ、いなかっぺさんはいつも何かくれるな」
「ああ、いなかっぺさんは大変なことも頑張って聞いてくれるな」

こう思われる存在になればシメシメ。

それに、貸しを作りまくっていると、お願いをされたときに、断りやすい。
だって、「いつもお願い聞いてるじゃん!」って。
こちらが優位に立てる。

そのときに僕はこう言っている

「〇〇さんの頼みは、できることは全力で聞いているつもりです。」
「これからも全力で聞いていきます。」
「でも僕でもできないことが1つあります」
「これでした!他の99はできるけど、これができない1でした!!」
「これができないんですよ!」
「お力になれずにすんません!」

これいうとだいたい、
「1に当たるとかめっちゃ奇跡やな!」とか
「ていうか、他に99もできるんかいっ!」
て言われて、結構笑ってもらえる。
そうなれば、こちらの、いつもやっている感は伝わるし、これだけが本当にできない感も伝わる。
そして断るって感じじゃないように笑いに持っていける。
断っているけど、なんか前向きな感じだからね。

つまり、いつも頼み事など聞いていれば、優位な立場はこちらにある。
いつもお願い事やっているじゃん!
聞いてるじゃん!
だから相手のお願いを聞いたり、貸しを作っておくのは自分を有利にできる。
そしてその貸しを作った相手には、どうしようもないお願いを聞いてもらおう。
そう、相手の力を借りなければいけない事案のときに使うのだ。
例えば、何かの販促キャンペーンがあった場合。
いつもお願い聞いている相手にこう言おう。

「〇〇さん、僕は〇〇さんと仕事するの好きなんで、自分にできることは任せてください。でも自分にできないことがあって。どうしようかなと思ってます。こういう時は〇〇さんに相談したら良いかなと思ってお声がけしました。
これ、買ってくれません???」
文言は別に人それぞれだけど、こんな感じで僕は喋っている。


ちょっと、話は変わるけど、最近、めっちゃかっこいい貸しの作り方を見た。
海外ドラマの「スーツ」でハービーがやっていたこと。
レンタルカーショップで、かっこいいテスラ社のロードスターを他の人と取り合いになった。相手と、その車の詳しさで勝負することになり、そこでハービーは買ったんだけど、譲った。
実はその譲った相手は、バービーの顧客になりそうな人だったから譲った。

これは譲るつもりで、勝負に勝ち、そして譲る。
勝ったけど、あえて譲ることで貸しを作っている。

これが仮に、最初から譲っていたら貸しの価値が低い。
だからあえて勝ち、譲ったのだ。

かっこいい。

最近はこの「スーツ」をネットフリックスで見ていて、かぶれている。


まあとにかく、貸しを作るということ自体がこちら側が優位ということなので、
先のことも、目先のことも含めて、有効に働くことは間違いない。

貸しを作りまくろう。
とにかく貸しを作りまくろう。
お金は貸さないほうがいいけど、それ以外の貸しを作りまくろう。
やっているうちに、貸しを作るべき時と、作らなくて良い時もわかると思う。
僕も早く、貸しを作るべき時を見極めれるようになりたい。

今日も貸しを作りまくろっと。



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