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日系企業と外資系企業の違い その2

以前、似たようなお題で書かせてもらいましたが、その第二段です。

これが最初の記事。

今回は、日系企業に転職して私が一番面食らったことを記載したいと思います。

日系企業は雑務を自らしなくてはならない

私は今の日系企業に、とある分野のプロフェッショナルとして入社したのですが、本来の業務とは関係のない雑務をやらされることにかなり抵抗がありました。

だって、私はプロフェッショナルですよ。
こんな他の誰でもできるような業務に私の稼働を投入するの、もったいなくない?と思いました。

大企業なので、雑務もそれなりの種類とボリュームがあります。
物品管理、メーリングリストの管理、フォルダ構成の管理、、、、
結構な稼働が取られます。

これ読んでる方で、雑務をこなすのなんて当然じゃん、何をわがままなこと言ってるの、と思われている方もいるかもしれません。

しかし、外資系企業にいたときは、このような雑務はほとんどやりませんでした。

外資系企業の雑務はアシスタントが担当してくれる

外資系企業にはアシスタントという役割があります。彼、彼女らはコアな業務はあまりせず、他の社員の身の周りの世話というか、雑多な業務を引き受けてくれるありがたい存在です。

例えば、物品購入とか、出張手続きとか、飲み会の幹事とか。

彼らのおかげで、プロフェッショナルな社員は業務に集中することができます。

ちなみに先ほど日系企業の雑務で挙げたような、メーリングリストやフォルダ構成は、私がいた外資系企業ではそもそも管理されてなかったです。

この雑務、本当におれやらなきゃいけないの?

会社の先輩に、この雑務は本当に私がやらなくちゃいけない業務ですか?と聞いたことがあるのですが、返ってきた回答は

この業務は管理職未満のメンバーで回すことが決まっているから。

ここでも管理職の壁!

そうなんです。こういう雑務って昔からあって、それを管理職未満の下っ端どもが脈々と回してたものだったんです。
やりたくなかったら、管理職になるしかない。

だから新卒からずっとこの会社で業務してきた社員は、この雑務をやることに何も抵抗がありません。

別の日系大企業で働く友人にも雑務のことを聞いてみましたが、その会社でもやはり当然のように社員が実施するようです。

プロフェッショナルの稼働がもったいない

例えば物品管理は、文字が読み書きできてエクセルが使えれば、だれでもできる業務です。
なので、例えばアルバイトを時給1500円で雇って雑務を全部お願いすればいいじゃん、と思うのです。

プロフェッショナルな社員の稼働を仮に時給換算すると、3000円以上はするはずです。

これではプロフェッショナルが雑務にかける稼働がもったいないし、なによりプロフェッショナルにやらせる仕事内容じゃないですよね。

なぜ外資系企業では社員が雑務をしないか

これにはふたつ理由があると思っています。
ひとつは日系企業の社員は新卒一括入社でゼネラリストとして下っ端から始まります。

たとえ何か特殊なことを研究していた学院卒のプロフェッショナルでも、新入社員は等しく下っ端業務から始まります。

ゼネラリストという名前からして、幅広い業務をやります。その中に雑務も含まれていて、入社した当時から雑務を引き受けていると雑務に対して抵抗がなくなってくるんじゃないでしょうか。

もうひとつは、外資系企業はよく言うジョブ型なので、入社する際のジョブディスクリプションに業務内容が記載されています。

ここに雑務など記載されているわけはなく、そもそも雑務をプロフェッショナルにやらせるという風習がない気がします。

ちなみに私が今の日系企業に入った時も、ジョブディスクリプションみたいなものがあったのですが、それには雑務のことは一切記載されていないのですけどね、、、

やはり、私には外資系企業が合っていると改めて思います。

最後まで読んでいただいきありがとうございます。 定期的にアップしていきたいので、今後もよろしくお願いします。