柴山哲郎@合同会社CPA-Consulting人事部長

2000年から法務省心理職。 2018年、地元の社会福祉法人に転職。 2022年、病院…

柴山哲郎@合同会社CPA-Consulting人事部長

2000年から法務省心理職。 2018年、地元の社会福祉法人に転職。 2022年、病院の事務方へ転職。 2023年、現職へ転職。 以来、付焼き刃の知識と体当たりとドブ板で日々奔走中。 家では猫5匹の奴隷。 趣味は学問、旅行、俳句、エアロビクス、ヨガ、バーホッピングなど。

最近の記事

「ストレス耐性」は万能の強み?

 この記事は、「HRラボほくりく&金沢の人事部 Advent Calendar 2022」(https://adventar.org/calendars/7976)に寄稿するために書いた。 他の皆さんが書かれた記事も、ぜひ読んでみてください。 ストレス社会といわれるけれど…… ストレスチェック。ストレスマネジメント。ストレスを感じやすい。ストレスをため込む。ストレスからのうつ病。ストレスからのイライラ。ストレス対処法。ストレスに打ち勝つ。ストレスとうまくつきあう。ストレス社

    • 40代の転職は「理念への共感」

       この記事は、かつて私が所属していた「HRラボほくりく」のアドベントカレンダー( https://adventar.org/calendars/7976 )をきっかけに、久しぶりに書いた。  他の方々の記事も、ぜひ読んでください。 それは長い旅のはじまりだった 2022年末時点で、私は46歳。  来年(2023年)1月1日から、4つめの職場を経験することになる。  しかも私にとっては、初めての上向きの転職だ。  その顛末と、転職において必要不可欠なものは何かを書いてみたい

      • 私は、ただの調整役や事務屋にはなりたくない。 そうであれば、公務員なんか辞めてない。 押しこめられてなるものか。

        • 労働基準法を知らない記者、法令違反すれすれだと気づかない記者。

          労働基準法第6条「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」 これは誰であっても、有料で職業紹介をしてはいけないという規定だ。 (人材紹介会社は、法律により許可を得ています。許可を取るのはすさまじく面倒だと、どこかで聞いた) 5/18付け北國新聞4面「令和の攻防」人材確保(上)、「社員が「社員」を紹介」では、社員に知人を紹介してもらい採用を行う「リファラル採用」について書かれてあった。 その中で、地元有名企業について、見出し

        「ストレス耐性」は万能の強み?

          Zoomさんよ……無料プランで1対1でも40分制限とか、どういう了見ですかね。 私はカウンセリングで使うので、1時間は必須なんだけど。 Google Meetに乗り換えるよ?実際、業者もほとんど乗り換え始めたし。 時間無制限だけ解放した月500円くらいのプラン作ったらどう?

          Zoomさんよ……無料プランで1対1でも40分制限とか、どういう了見ですかね。 私はカウンセリングで使うので、1時間は必須なんだけど。 Google Meetに乗り換えるよ?実際、業者もほとんど乗り換え始めたし。 時間無制限だけ解放した月500円くらいのプラン作ったらどう?

          採用ツール・サービスって、ほんとに、東京偏重だなー。

          採用の仕事をそれなりに長くやっていると、いろんなところから求人関係のサイトやツールの勧誘電話やメールが来る。 中には「3週間無料」を謳い、自動更新で高額の掲載料を取られる求人サイトなどがあって油断ならない。 Indeedの代理店も玉石混淆、自分でやった方がマシなのではと思うことさえある。 そして結局、人材紹介会社に大部分を頼ってしまうことになる。 それにしても、新卒にしても中途にしても、東京をはじめ大都市に偏重したサービスしか紹介されないことには、正直辟易している。 リク

          採用ツール・サービスって、ほんとに、東京偏重だなー。

          コロナ禍でまたも蔓延する「病」としての自己責任論に、私は対抗する

          まずは軽く、肩慣らしに書いてみます。 コロナウイルスに罹る奴が悪いという形で、近頃またぞろ再燃してきた「自己責任論」と、「公正世界仮説」や「生存バイアス」などは、実に相性が良いなあと思っています。 素朴に、努力は必ず報われるべき、いけないことをしている人はひどい目に遭うべき、と思っている人は、これをしばしば逆に解釈し、「ひどい目にあったり報われたりしないのは悪い人間だからだ」と、進んで自己責任論に加担します。 とはいえ、私も実は、就職氷河期の就職のころには、自己責任論とい

          コロナ禍でまたも蔓延する「病」としての自己責任論に、私は対抗する

          かみさんがnoteを始めたことに刺激を得たので、またぼちぼち書いていく、かも。 基本的に短編になるとは思いますが、どうなることか。

          かみさんがnoteを始めたことに刺激を得たので、またぼちぼち書いていく、かも。 基本的に短編になるとは思いますが、どうなることか。

          恩赦が時代遅れ?君主制の遺物?犯罪者を野に放つ?という、さまざまな誤解。

          概要 (タイトル画像は、復権状のイメージです。本来は、縦書きで法務大臣名が入ります。) 私はかつて、法務省の役人として、恩赦の仕事にも長い間携わってきた。 憲法にも定められている天皇の国事行為である「恩赦」。それに対するさまざまな誤解をほどき、どうしてこのような制度が現在も残っているのかを書くこととする。 はじめに 令和元年10月22日、即位礼正殿の儀に伴い、政令恩赦が実施される。 ツイッターなどのSNSでは、 今なら犯罪犯し得ってこと? 恩赦であっさり出てきた人

          恩赦が時代遅れ?君主制の遺物?犯罪者を野に放つ?という、さまざまな誤解。

          複数の師に教えに乞うべし、そして師を取捨選択すべし。

          俳句を始めて2年。まだまだ初心者だ。そんな下手の横好きでも、すでに、タイトルのようなことを思い始めている。この経験から一般則を導き出せそうなので、書いてみる。 私のごとき初心者に、首を傾げられてしまう俳人 私は、プロ俳人が主宰する4つのネット句会に参加したが、先月限りで、そのうちのひとつから抜けた。また、このまま参加していていいのかな、と思う句会がもうひとつある。つまり、初心者にすら、そう思われてしまう俳人が、複数存在する、ということである。 その句会から抜けた理由は、主

          複数の師に教えに乞うべし、そして師を取捨選択すべし。

          「テレビは大画面・高精細」が引き起こす、新しいバリア

          我が家の「しょぼいテレビ」 ラグビーワールドカップ、バレーボールワールドカップ、どちらも楽しく観ている。 そもそも、うちはそれほどテレビは見ない。 ほぼ毎回観るのは「THE!鉄腕!DASH!!」「プレバト!!」「炎の体育会TV」「ごはんジャパン」「ブラタモリ」「クラシック音楽館」くらいなもの。ただ、ニュースとスポーツ中継はどんなものでもかなり観る。 あとは、食事のときになんとなく、テレビをつけて、適当に無害な番組にチャンネルを合わせておく程度。 BD/DVDプレイヤー

          「テレビは大画面・高精細」が引き起こす、新しいバリア

          アイデア忘れは、本当に悔しい。 思いついても、会話中だったり、と運転中や仕事中だったり、書き留められないと、その後のできごとにのみ込まれ、どんどん忘れていってしまう。 どうすれば良いのだろう。

          アイデア忘れは、本当に悔しい。 思いついても、会話中だったり、と運転中や仕事中だったり、書き留められないと、その後のできごとにのみ込まれ、どんどん忘れていってしまう。 どうすれば良いのだろう。

          私の子ども時代から20世紀の終わりくらいまで、「アメリカでは」「イギリスでは」「フランス人は」などと言われ、それに比べて日本はと「教育」されてきた。 いっぺん、その手の言説を集めて、真偽も含めて、実際はどうだったか、まとめて書いてみたいなと思う。

          私の子ども時代から20世紀の終わりくらいまで、「アメリカでは」「イギリスでは」「フランス人は」などと言われ、それに比べて日本はと「教育」されてきた。 いっぺん、その手の言説を集めて、真偽も含めて、実際はどうだったか、まとめて書いてみたいなと思う。

          Aという新卒採用支援企業から、よく営業メールが届く。 差出人は、A社のイベントで内定を得て、今はA社で営業インターン中の大学4年生。何人もの名門大学生が、私にメールをくれる。 不思議なことが2つ。そんな意識の高い大学生が、誰一人として実名でSNSをしていない。そして全員が女子だ。

          Aという新卒採用支援企業から、よく営業メールが届く。 差出人は、A社のイベントで内定を得て、今はA社で営業インターン中の大学4年生。何人もの名門大学生が、私にメールをくれる。 不思議なことが2つ。そんな意識の高い大学生が、誰一人として実名でSNSをしていない。そして全員が女子だ。

          福祉不信を生み出すもの:こんな高齢者福祉事業所がある。

          ※おことわり:事例の特定を避けるため、フェイクを入れたり、具体的な数字は書かないようにしました。しかし、本筋はこのとおりです。 ある日開かれた、「養護老人ホーム入所判定委員会」でのこと。 「養護老人ホーム」とは、身寄りがない・災害や立ち退き等で住居がない・経済困窮など、一人では暮らしていけなくなった高齢者が、行政(市区町村)の判断によって入所する施設。高齢者にとってのセーフティネットだ。 特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどが契約制となって、こうした「儲からない

          福祉不信を生み出すもの:こんな高齢者福祉事業所がある。

          私、告げ口を受けるのは、あまり好きじゃないです。 気持ちはわかりますよ。 しかし、どんなに仕事ができる人であっても、「あ、この人は、この問題をじぶんごととして考えていないな」と、他責思考を感じ取ってしまいます。評価を下げざるを得ません。

          私、告げ口を受けるのは、あまり好きじゃないです。 気持ちはわかりますよ。 しかし、どんなに仕事ができる人であっても、「あ、この人は、この問題をじぶんごととして考えていないな」と、他責思考を感じ取ってしまいます。評価を下げざるを得ません。