魔法のカード決済
僕が住んでいるマンションの管理人さんは代々受け継がれる様に、前に習えで皆 感じが悪い。笑
入居して2年。今回で3代目。
初めは感じのいい背のちっこいオジサンと言う印象だった彼も、最近は挨拶も平気で無視する様になってきた。
今日など定位置(管理人室の小窓前)に座り、怒りの形相で一点を見つめておられた。
あれは金剛力士像でも意識してるのだろうか。笑
何かの悪霊から僕らのマンションを守ってくれているのだとしたら有難いが、自分に子供がいたら、「見ちゃダメよ」と言いたくなるレベルで違和感しかない。
どうやら管理人さんと言うお仕事は、随分と心が荒む役回りなのではないかと心配になる。
さてさて、最近クレジットカードを使っている。
(若手の漫才師みたいな下手くそな話の急展開に振り落とされない様にご注意ください。笑)
基本的に現金主義でやってきたのだが、カードを使えばポイントも付くし、小銭も減るし、「まぁ一応どんなもんか使ってみるか」と率先して2ヶ月ほど使ってみたものの、正直色々不便である。
何故かと言うと、カードならではの翌月払い翌々月払いみたいなタイムラグが経営向きではない様に感じるのだ。
長年現金主義でやってきてしまったものだから、今この瞬間の支出収入と手元の現金が合わなくなっていく加減が、微妙に気持ちが悪いのだ。
勿論、店舗では随分前からクレジットカード決済を採用しているので、知らない世界ではないが、何というか「ジャストじゃない感」が拭えない。
今僕のお金は何処から何処までと言った身の丈が霞む様な感覚がある。
そう。彼女と手を繋いでるのに、その子の気持ちは此処にはない的な、「側にいるのに、君は僕のものじゃない感」があるのだ。
(ロマンチストな例えだろ?笑)
ただ、積極的に使ってみて、多くの若者がカード破産する理由も何となく分かった。
この絶妙な現実離れが支払いを加速させるのだ。
何年も先の計画なんて出来ないのと同じ様に、「未来の自分が支払うんだから」と言う謎の無責任感が気を大きく、悪い意味で適当にさせる。
多分、僕みたいなタイプは、カードで仕入れを繰り返すとチリも積ればで損するタイプだなと感じた。
自分もスマホでSuicaを決済出来る様に設定しているが、これからは何チャラペイ的な物が今よりも普及していく事だろう。
世間も消費を促したい時代がやってくる。
景気を循環させるのは大半が無駄遣いだと思っている。
これからは現金と言う目に見える、分かりやすい形の価値が見失われていく時代だ。
僕たちは、お金を「使う」と言うよりは、「使わされていく」時代がやってきているのではないかと、昭和、平成、令和と三元号を股にかけて生きてきたオジサンは、怖いなと思ってしまうのでありました。
と、仲良くない管理人さんにも丁寧に教えてあげたいと思ってます。笑
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