見出し画像

#154 人物イラストが描けるようになりたい!No.11

人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第11回目、4月編です。
↑この最初の一文ですが10回以上やってるので、描き慣れよう、という言い方はやめようかなと思ったのですがよくよく考えてみると実際にまだ描き慣れた感がないのでまだこの一文で続けようと思います。

人物イラストをいい感じに描けることもあるのですがそれを次も再現出来るかと言ったらそんな事はなく、モデルを見て描かないと全くもって説得力に欠ける仕上がりになってしまいます。
自分は技術の定着に時間がかかるタイプなのか、人物イラストだけでなく絵を描く事自体に対しても、技術が身についた、という感覚を中々感じることができません。
もっと絵を描く時間を増やすことが技術の定着の近道かもしれませんが絵を描くスタミナが少なめなのかコンディションにもよりますが長時間書くと頭に疲労を感じます。

どこで知ったかは覚えていないのですが、病気がちの方が体を強くしたくて格闘技を始めチャンピオンになるまで体を鍛え上げたそうですが、病気がちの体質は治らなかったそうです。
僕の絵を描くスタミナも描き続けることでついてくるものかもしれないし生まれ持った特徴として体力は少なめなのかもわかりませんが、それについては今悩んでもわかることではないので、色々悩まず描き続けようと思います。

⑩←この形式の11があればそれを使いたかったのですがた見当たらなかったので今回からNo.数字という表記にしました。

今回は模写多めです。

前回↓


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


4月1日

単色で水彩ブラシか何かで描いた一枚です。
描けるようになりたいジャンルとか描画法がいくつかあって、ザクザク描く描き方もそのうちの一つなのですが、この絵はいい感じに描けました。
影の境界線は太め面の部分は割と均一にしたのですがそれがリズムを生んでるように感じます。
髪も簡略気味ではありますが流れを意識できていていい感じ!
明暗が自分にとって心地よいバランスになった気がします。

4月3日

男性の時は荒めのタッチだったりラフな仕上がりでも全然気にしないのですが女性を描くときはその人の魅力をしっかり表現せねば!思います。
女性を描く時でもラフな仕上がりの時はありますが、意識は男性と女性とでは違います。

ただその意識が逆に緊張につながり、男性を描く時のほうが気楽でいい線が描けているかも、とも思います。
男女を意識しすぎず、誰を描く時でもただその人の魅力を表現することだけを意識したほうがいい気がします。

あと凹凸がはっきりしている方が描きやすく、そういう得手不得手的な側面もあると今感じました。

4月4日

二つ前の男性は平面的な仕上げになったと自分では感じているのですが、それと比べてこの絵はもっと人物と距離が近く、立体的な印象になっているなと感じました。
髪も以前に比べて立体を意識していていい感じ!


4月5日

この絵は想像で描いたのですがクオリティが下がりすぎてがっかりしました。
いや、自分の実力を認識できたいい機会と捉えることにします。

自分の足りていない部分に目が行きがちですが、そこでダメ出しばかりしていると常に自分にデバフをかけ続けていることと同じだということに気づいたので、自分に足りないと思うことを見つけてもなるべく前向きに捉えようと心がけるようにしています。

自分にかけるならいつもバフにしたいです。

デバフ ゲーム内においてキャラクターの能力を弱体化させること、または弱体化させる効果のこと。
バフ ゲーム内においてキャラクターの能力を強化すること、または強化する効果のこと。

4月6日

グリグリ描く日が続いたのでザクザク気楽に描いた一枚です。
4月3日のところで書いた、女性は丁寧に描きたい、という言葉に全く説得力無い仕上がりだなと自分で思ってしまいますが、女性を素敵に描きたいという気持ちは本当なんです!
ただまぁ、描き方としての息抜きが必要なタイミングだったんだと思います。

ラフな仕上がりだけど一つ前の男性よりは自分としてはいいと思っています。
モデルの魅力に助けられてる可能性大です。

4月7日
4月7日

久々にデフォルメ。

この絵はまずグレーで描いてからオーバーレイとか乗算を使って色を付けました。
いつもは凹凸も色で描いていくのですがグレートーンであらかじめ凹凸も描いてから色をつけるのもありだなと思いました。
自分に向いてるかも。
と言いつつそのやり方があることをすぐに忘れてまた線画と色を分けた描き方をしたりしているのですが。

自分の選択肢を忘れない、しっかり意識することも僕にとっては重要な気がします。

4月8日

いい感じにかけたとは思うのですが一つ前の少しラフな感じがある方がなんとなく魅力的に感じます。
顔の仕上がりとか服の影の感じとか今回の方が力を入れたはずですが綺麗にまとめた感じが理想のイメージとずれたのかもしれません。

少しラフというか主線がくっきりしている方が好みなのかも。
でも、今一度しっかり見てみると髪の感じもいい気はするし、この絵もいいかも、とも思います。
というか結構その日で追い求めるものがコロコロ変わっている気がします。

4月9日

あまり描いてこなかったデフォルメのアップです。
水彩ブラシでガシガシ描きました。
主線を丁寧に描くと小さくまとまるような気がするのでやや太いく感じるくらいのブラシでキレイな線を意識しないくらいがのびのび描くためのコツかも、と思いました。

4月10

太めの線で整えることなく完成にしました。
ラフなタッチではありますが印象は捉えられていると思います。

4月は意図せずほぼ水彩ブラシを活用しています。
いつもはペンタイプでしっかり主線を描いていて、キレイな線を描かねば、と思っていました。
振り返ってみて水彩ブラシで線のキレイさを気にせず描く方が性格として向いてそう、ということに気付きました。
ペンタイプの筆致で書いていくのも好きではあったのですが、水彩ブラシでガシガシ描いていく、という描画方法もしっかり自分の引き出しに入れておこうと思います。

4月11日

元はバストアップの構図で描いていたのですが描き終わった段階で顔のアップの方がいいと思って構図を変更しました。
服も最後の最後で真っ黒にしました。
服をあまり描く気がない時は塗りつぶすのもありだと思いました。
リアル度はリアルよりのデフォルメにしました。
形が完全に正確ではないと思いますが鼻の立体感は気に入っています。
鼻の立体感、と言いつつどこか平面的でもある気がします。
服の塗りつぶしがそう思わせているかも。

4月14日

いつもはレイヤーを重ねて描いていますがこの絵は一枚だけ使って描きました。
白と黒だけ使って描いたような。影の感じとか髪の描き方、ライティングや後ろ髪の省略具合など色々いい感じに仕上げることができました。
元のモデルやライティングが良かったのでそれに大きく助けられた気がします。

4月16日

久々に主線をペンブラシで描き色は水彩ブラシでガシガシ描きました。
今回はラフに近い仕上がりではあるのですが、あえてキレイに塗らない仕上げも一つの選択肢になると感じた一枚です。

たまにラフで終わっていますが自分の中の基準としてしっかり仕上げるべきだ、という思いがあります。
間違ってはいないと思うのですが、その思いゆえに義務的な気持ちになって絵を描くことを自分自身でつまらなくさせていると思うこともあります。
楽しみながら上達するといういいサイクルを自分で上手に作っていけるようになりたいです。

4月18日

顔だけデフォルメを貼り付けたようなチグハグな仕上がりになっていると今見て感じます。
これまでほぼほぼいい感じだったのにここにきて力尽きた感があります。
4月最後の一枚がこれで非常に締まらない〜。
でもまぁそんなこともあるので、気にしないことにします。
小さなことは気にしない、出来るだけバフだけ自分にかけていく!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前回のデフォルメ多めの月とはガラッと変わってリアル超多めの月でした。
自分と相性の良い描き方(水彩ブラシでガシガシ描く)を再認識することができとても良い振り返りになりました。

しっかりとその描き方を忘れずに使っていこうと思います。

次回↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?