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#152 人物イラストが描けるようになりたい!⑨

人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第9回目、2月編です。
1月までは毎日人物イラストを描いていたのですが、2月以降は気分転換に違うモチーフを描いたり一枚に時間をかけて描いたりして人物イラストの枚数が少なくなったのでまとめて振り返る事にしました。

前回↓




2月1日

気楽に描いた一枚。
前回のティラノに噛まれたファッションと同じく致命傷ファッションでピンクのラインは切られたラインをイメージして入れています。

最初は色合いも普通の浪人風に描こうと思ったのですがただ描くだけでは面白みがないと思い、グレー系の色で塗った後にピンクのラインを入れて、それを切られた線という意味合いにする事にしました。
それだとめった切りにされためちゃくちゃ弱々侍になってしまいますが。

結果として結構グロテスクなものになってしまいましたがグレーな色調に鮮やかめなピンクの組み合わせは結構気に入っています。

創作物としてはシビアな世界観の方が好きです。

2月2日

暗闇に紛れ獲物を狩るタイミングをうかがっている少年と狼を描きました。
たまにはラフで終わらせてもいいやと思ったのか、ラフで終わっています。
または、描いてはみたものの完成まで持っていく気が起きなかったのかも。

横から見た構図が多いのでこの絵のように状況や空気感をより伝える構図もいいなと思いました。
というか普段棒立ち系が多すぎだなと思いました。
コンセプトがあった方がより惹きつけるものができそう。

一つ前の絵の解説で、世界観はシビアな方が好きと言いつつ描く絵はキャラクターの設定画的なものが多いなと気付きました。
好きな世界観と創作物が必ずしもマッチしていなくてはいけないというわけでは無いのですが。
むしろ自分の創作物はのんびりした雰囲気のものが多い気がします。

設定画風ではなくコンセプチュアルな絵もどんどんチャレンジしてみようと思います。

2月4日

珍しく背景付きのイラストです。
背景もしっかり描きたいと思っているのですが、途中から飽きてきてしまいます。

しっかり完成させないと上達にはなかなか繋がりにくいと聞きますが、まずは挑戦したことを良しとする事にしています。
しっかり完成させられなかった、より、とりあえずチャレンジしたことを、しっかり自覚して自分に丸をつけていく、加点していこうと思います。

振り返ると今までずっと自分にプレッシャーを与え続けて来たかもしれないと最近ふと思いました。
上手くやらなければいけない、良い結果と思えなければ全て無駄、そんな風に考えていた気がします。
その考えだと何かにチャレンジしても全ての行為にプレッシャーが伴い楽しむことができなくなると思ったので、もっとおおらかな気持ちで結果を気にせずまずは過程を楽しむことを第一に考えよう、と思うようになりました。

すぐに考えを刷新できるわけではなく、今も絵を描くことに少なからずプレッシャーを感じていますが、いずれは楽しいから描く、という気持ちが一番大きくなればいいなと思っています。

2月7日

頭部をいい感じに描きたい(全身描くのめんどくさかったかも)と思い頭部にフォーカスして描きました。

凹凸少なめのナチュラルな感じより漫画とかイラスト特有の立体感があるテイストの方が好きなので立体感を意識して描きました。

肌のグラデーションや髪の描き込み、背景の差し色含めいい感じに描けたと思います。
ただ、毎回こう描けたらいいなと思いつつ、それもちょっと違う気もしています。
理想の完成系と思っているものと本当に描きたいと思っている方向性にズレがあるのか、または毎回このクオリティで描くのが大変だから避けたいのか、まだよくわかりません。

2月9日

高いところから豚と一緒にダイビングするシーンを描きました。
テキトーに描いてて何となく思い浮かんだので描いてみました。
慌てている飼い主と飼い主を信頼して安心しきっている動物の組み合わせは好きかも。

服のディティールは調べながら描いたのですが、この資料を集めてから描くというのもまだその作業に慣れていないからかあまり好きでは無いんですよね。
説得力が出るしクオリティも上がるしいいことづくしなのはわかっているのですが、うーん、めんどくさい。
資料を見ながら描くというやり方を少しずつ慣らしていきたいです。

2月13日

久々にリアルテイストの人物を描きました。
心地よいタッチで描きたいと思ったのですがカラーの場合線がうるさい気がします。
線の色を馴染ませるといいかも。
顔はいい感じに描けました。

2月14日

同じテイストで連続で描くと一つ前よりクオリティが下がることが結構あります。
一度描いたらその時にその描き方は満足してるからかも、と考えています。

頭では昨日のようにいい感じに描きたい、と思いつつ、けどその書き方は満足したから別の描き方がいい、と思っているのかも。

そもそも描くこと自体に満足している可能性があり、その場合は気持ちを込めて仕上げた次の日はあっさり仕上げて終わる、というような力の入れ具合のバランスをとる方がいいかもしれないと感じました。
気持ちの波をしっかり捉えていきたいです。

2月15日

影の入れ方がいい感じにできた一枚です。
NARUTOが好きでその影響かジャージのようなファッションが好きです。

縁取りも好きでたまに使います。
キャラクターが強調されていい感じ。

靴紐とか描くのが面倒な部分はとりあえず簡略化して、そのうち気が向いたら描こうと思います。

2月18日

女の子がいろんな動物と一緒に宇宙空間を散歩をしているシーンを描きました。
普段多くても要素が二つくらいなのに対しこの絵は多くの要素があって完成までにかなり時間がかかりました。

それぞれのポーズだったり構図のためか広がりを感じれず、思い描く理想系にはならなかったのですがそれぞれの要素を丁寧に描き込んだのでやりきった感はあります。

発光の表現が結構好きなので時々取り入れようと思います。

2月25日

一つ前が要素盛りだくさんだったのであっさり仕上げたかったのか人物を一人だけ描きました。
元は全身を描いたのですが最後にトリミングして上半身にフォーカスした構図にしました。

主線の色を変えて馴染ませてはいますが顔付近を見ると線が太すぎる気がします。
太さというよりはもっと抑揚があったほうがリズムが出ていいのかもと思いました。

2月25日

この絵も一つ前も2月25日になっていますが、確かこっちを先に描いたけど途中でやめた気がします。

こうやって振り返ってみると、途中だけどきれいに描かなきゃという力みがなくラフな線が心地良い気もします。

ラフを描くくらいの気楽な気持ちでいい線のまま仕上げたいです。

2月28日

全体感としてはいいけど服やバッグの線が固くなりました。
元にしたモデルの服のシワをしっかり拾いたいと思ったのですが、その線を追うことだけに集中してしまい質感の表現にまでは神経が行き届きませんでした。

モデルを見ながら描くと全体的なディティールのバランスがおかしくなることがまだまだあるので自分のデフォルメに落とし込めるよう意識していこうと思います。

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2月を振り返ると、たまにラフ仕上げの日もありつつ全体的に絵のクオリティが上がったと感じられる月でした。

絵やテイストに対する飽きをしっかり自覚してコントロールして描いていきたいと思いました。

次回↓



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