#176 人物イラストが描けるようになりたい!No.16
人物イラストが描けるようになるためにまず描き慣れようという試みの第15回目、9月編、後半です。
久々に量がちょっと多いので前半と後半に分けました。
前回↓
鼻の立体感や唇の影、肌と髪とのコントラストがいい感じに描けた気がします。
画面奥側の形が狂いやすいという癖がありこの絵もそんな気がして修正しました。
修正前より左目を大きくしました。
自然になった気もするし前のままでも良かった気もします。
修正後の方がデフォルメが強くなった感じ。
もっといいバランスがあると感じています。
それを一発で描けるようになりたい。
この絵の場合中心を右目として見ると左目側の回り込みだけでなく右耳から後頭部にかけても形が狂っているように感じました。
奥側が苦手というより回り込みが上手く表現できていないと言う方が正しいかもしれません。
この絵のような煽り気味のパースが付いている絵はうまく表現できればかっこよさが際立つと思います。
立体感を破綻なく表現したいです。
デフォルメで描きたいと思いつつ、ついついリアル調に寄ってしまうのでデフォルメにすることを意識して描きました。
アナログで描く時は気楽に描くことが多くて線がラフでもいいや、と言う気持ちで描いているのですが、こうやって見直す機会があるとラフに描いた分修正できるポイントがしっかり見えてきます。
ただ、全部修正していると記事を書くのに時間も体力もかかりすぎるので、修正すれば明らかに良くなる、と言うものを選んで修正していこうと思います。
鼻、口、顎の線を整え左眉毛の角度を直し輪郭線を強くしました。
直すとやっぱりいい感じ。
絵としてあまり気に入っていなかったのですが、直してから見てみると意外といいかも、と思います。
この絵は結構うまく描けてたから修正は必要ないはず、と思っていたのですが気になるポイントを見つけてしまったので直しました。
まず瞳の形の印象が左右で違っていたのでそこを修正しました。
左目の方が丸みが強かったので右目のように瞳の下側のカーブを下瞼に近いのところでカーブするように変えました。
あと瞳孔の向きが違ってしっかりこっちを見ていない印象になっている気がしたので右目の瞳孔をやや右にずらしました。
瞳孔は必ずしも瞳の真ん中に配置しなくてもいいようです。
形の性格さよりイラストとして魅力的に見える描き方を優先しようと思っています。
修正前より目線があったと思います。
視線が合うように描いた方が見る人がその絵をより魅力的に感じるらしいです。
視線を合わせてくれた方が二次元でも三次元でも惹きつけられる、と言うことなのだと思います。
あと左眉毛を右眉毛と同じ高さに修正しました。
イラストの流行としては細い眉毛の方が流行っているように感じますが、個人的には太い眉毛の方が好きです。
珍しくメガネを描きました。
メガネを描くとキリッとした印象になるというか目元が際立つ感じがしていい感じ。
髪の流れを表現するタッチや影の際の表現がうまくできたと思います。
左上の髪のボリュームがもう少し欲しいと思って修正しました。
あと髪の生え際をくっきりさせました。
輪郭線強めが好きです。
影がパキッと別れて明暗がはっきりしている描き方も好きです。
目元のくぼみがこのデフォルメ感に合っていないと思い修正しました。
あとこの絵も目の向きが合っていないと思い修正しました。
それプラスなんとなく色をほんのりつけたくなり乗算で影を塗りました。
目元のくぼみはやっぱりない方がいい感じ。
9月後半唯一のカラーです。
スカートの皺の線が強くて気になったので修正しました。
以前はシワとか全部くっきり描きたいと思っていたのですが、塗りで凹凸をだんだんと表現できるようになり、そうなるとくっきり描いた線が今度はうるさく見えてきました。
見た時の印象として強すぎず柔らかさを感じる心地よい線を目指そうと思います。
あと影色をただ単に潰しがちなのでスクリーンレイヤーで青系の色を影にのせて反射光を入れました。
空気感というか抜け感が出た気がします。
影に暗い色を乗せるだけだと絵が重たい印象になりがちなのでそこは変えていきたいと思っています。
髪にはオーバーレイレイヤーで茶色を入れて彩度を高めました。
影の境界線にもオーバーレイで色をつけると影がくっきりしていい感じです。
左側の髪は立体感ではなく面として見えるような仕上げにしました。
立体的に見せるのではなくあえて面的に見せてデザインぽく仕上げるのも面白いと感じます。
ニット帽や布のシワも追っていていい感じ。
もっと質感が伝わりつつさりげない仕上げを狙いたいです。
目指しているテイストからはちょっとずれました。
顔をもう少しスッキリした印象にしたいです。
この絵も視線がずれているので修正しました。
鼻、口、右眉毛、右まぶた、右頬の輪郭も修正しました。
右目の瞳孔を右に寄せました。
それと輪郭や髪の流れがくっきり見えるよう加筆しました。
単色の場合はカラーと違って線くっきりの方が見栄えがいい気がします。
目線がバッチリ合うと描いた本人としては違和感が解消されスッキリします。
しっかり修正できたと思ったのですが、まだどこかおかしい気もします。
顔の面取りを表現する線がいい感じに描けました。
顔を立体的にかっこよく描きたいと思っています。
やっぱり単色だと線がくっきりしているといい感じだな〜と思います。
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修正は少なくしたいと思いつつ結局ほぼほぼ修正することになりました。
大変でしたが修正案を思いつくということがレベルアップしている証だと思うので嬉しくもあります。
振り返りという名目でやってきていますが段々とセルフ添削になりつつあります。
さいとうなおき先生のYouTubeの添削をよく見ますが、僕もあんなふうにイラストをよりよく見せられるようになりたいと思っています。
修正する時は左右反転させると狂いに気付きやすいです。
反転させまくっておかしいところはないかチェックしまくっています。
目線の修正の仕方もわかってきたので次の作品作りの時にしっかり反映させたいと思います。
線の精度を上げて修正を減らしていきたいです。
少しずつ自分が描きたいものが描けるようになってきました。
今の課題はポージングだと思っています。
モデルを見て描くのではなく一から自分で考えて描くとき、ポーズを考えるのが苦手で中々決まらず体力を使っている感じがします。
ポーズを思いつく力、ポーズの引き出しが欲しいので、色んなポーズを描く練習もやっていこうかなと思っています。
次回↓
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