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ワイ、発達障害。やりたい仕事ができない、という苦痛

こんにちは、なすのぞみずほです。

僕は本館では大々的に記載していませんが、精神障害者保健福祉手帳3級を所有しています。中学生の頃にアスペルガー症候群(現在の自閉症スペクトラム障害のうちの一種)と診断され、現在でも自閉症スペクトラム障害の一患者として、定期的に通院しています。

要するに一言で言うならば、「発達障害」を抱えた状態と思っていただければ問題はないと思います。

僕は定職があり通勤しているのですが、最近になって職場の環境や仕事に関する不満が爆発する間際まで溜まっています。もっと詳しいことは別途有料記事で書くことにして、この記事では簡単に述べていきたいと思います。

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僕は、「デザインの仕事で活躍したい。もっとスキル上げたい」ーーーそんなことを面接で述べたのを昨日のように憶えています。ここでいうデザインは、Photoshopのレタッチや、IllustratorやInDesignを使った印刷デザインや、ウェブデザインのことです。

ウチの職場は零細企業ですが多角化されていて、デザインとは別にAmazon等の物販の部署が存在していることは知っていました。

零細企業で社員が少ないこともあって、入社時の説明で「デザインのお仕事メインですが、時々物販の補佐に入ってもらうこともあるかも」と聞きました。
実際、Amazonスポンサー広告(マーケティング)担当を期間限定で代理で引き受けたり、商品撮影を引き受けることはありましたが、去年半ばまでは印刷デザインやウェブ制作の案件で多忙でした。

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その一方で、デザインに関われる社員が増えた(物販が激務のため、デザインへ転向した社員も多かった)ことで、限られた定期案件までもがパイの取り合いとなり、僕が引き受けることはかなり減ったため、物販補佐を中心にこなすことになりました。

"撮影"を引き受けたらとんでもない苦痛が待っていた

その中で、撮影ができる社員がいないことで、某フリマアプリの代行出品の一環で中古アパレルを商品撮影し、レタッチする業務を引き受けることとなったのが去年末。

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その商品たちはクチャクチャのろくにクリーニングすらされていない格好で職場に来て、あまりに酷い状態でした。僕は撮影も趣味でやっていて、自社商品の撮影の際はどういう感じにしようか楽しくやれるのですが、この代行案件ではマニュアルがあり、そのとおりに撮影し数をこなすだけ。数で言えばたった50着強ですが、手は荒れるし、目は痛むし、淡々と流れ作業をしていくだけであるのは、苦痛でしかありませんでした。それでも仕事がないよりマシと思い、年末にかけて作業をしていました。

これらが完了した年明け、第2弾としてその2倍以上の120以上ものアパレル商材がやってきて、この時点で怒りの炎が点火。
ほぼ同時期に、このフリマアプリで代行出品が規約で禁止されていることが判明。禁止行為に加担するなんて絶対イヤだし、上司に禁止行為だから止めるよう求めた結果、出品中商品が全停止され、新着商品もいったん凍結。

これにより、ほぼ完全に仕事を失いました。デザインの仕事はくれないし、激務の物販を軸に据えるのは耐えられないしで、毎日自分のブログを書いたりTwitterを眺める日々。

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僕は「デザインのスキルを上げたい」という明確な目的を持って入社しています。スキルを上げるものならば、たとえ物販でも製品開発やマーケティングなど、高度なものができるならば、それはそれでありだと考えています。

ですが、与えてくれる仕事は、データ入力、テキスト入力、物販でも半ば軽作業に近いような検品梱包、と自分にはスキルにならないようなものばかり。

これがどう発達障害と結びつくかというと、発達障害の多くの人は、得意分野には非常に強く、やりたくない分野にはとことん苦痛を感じる、ということです。僕も明確な目標に向かってステップを踏むことができず、やりたくもないことが存在するが故に、苦痛を強いられているのです。今後も上司に訴えるつもりではあるのですが、現状が続くならば、辞職届を出すしかないのかな、と思ってしまいます。

"やりたい仕事ができる環境"はもう自分で作るしかないのか

発達障害であるが故に、会社で働くことに躓きを感じる人は多いかと思います。障害者雇用枠は法改正も手伝って増えていますが、事務職や軽作業などの閑職が多く、発達障害に多い"高IQでスキルを活かしたい"タイプの方が社会生活でうまく行けないのはこれが原因ではないかと個人的には思っています。

もうこれなら、好きなスキルを自ら学んで、フリーランスとして独立していくしかないのかな、と改めて感じさせられます。

とはいえ無料で独学となるとどこかで限界は来ますし、僕はそのお金の工面で挫折しかけています。障害者の人が伸び伸びと生きていけるよう、こういったスキルアップのための制度がもっと充実することを願うばかりです。

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今回も読んでいただき、ありがとうございました。本館でも記事を書いていますので、暇つぶしにどうぞ。

※当記事で使用している写真素材は「写真AC」のものを使用しています。

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