110円で拾ったPowerShot S2 ISでお散歩
最近は諸事情があって、メイン機材のグレードアップを一旦止めている代わりに、安く遊べるオールドデジカメでコソコソと遊んでいます(笑)
僕は趣味でよくハードオフへ行くのですが、最近は必ずカメラコーナーを見るようにしています。案外入れ替わりも激しく、キヤノンの75-300mmが550円とか大穴とも言えそうな一本も入っていたりするので、"カメラ青箱"は欠かさずチェックしています。
そのハードオフのカメラ青箱から拾い出したのが、キヤノンのPowerShot S2 ISというオールドコンデジ。
500万画素のCCDセンサー。今どきのスマホの4Kよりも画素数が低く今や使いどころのないモデルとだけあってか、110円で転がっていました。
2GB以下のSDカードと100円ショップで乾電池を買えばシステムが成り立っちゃいます。SDHCがNGなところも今となっては稀有ですね(笑)
スペック的には、光学12倍のズームレンズを採用した、高倍率機。当時最新技術とも言えるEVFとバリアングル液晶をキヤノンは積極的に採用していましたよね。
USMモーターによる静粛なズーミングや、IS(手ブレ補正)も付いているので、室内もそれなりに撮れるのがこのSシリーズの高倍率IS系統の良いところです。
早速、お散歩へ出発。
CCDセンサーのややこってりとした発色がまたたまりません。逆光には全く叶いませんが、順光なら結構良いのが撮れる印象でした。
輪郭部はややフリンジが出やすいですが、全体的にシャープネスな描写で、等倍鑑賞も十分耐えられるポテンシャルを持っています。
発色がとても良いのが、キヤノンのCCDコンデジの好きなところ。だから、自然とキヤノンのコンデジはCCDのモデルばかり遊んでいるような気がします。
CMOSになったあとのキヤノンはどこか発色が地味になってしまい、風景やスナップでもう一息ほしい、と思うことがありました(今はだいぶ発色も良くなっています)
EOS Rシリーズのような最新型ミラーレスもそれはそれで楽しいのですが、こういう古いコンデジもまた乙だな、と感じているこの頃です。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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