マガジンのカバー画像

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)

10
優しい世界の作り方の小説です
運営しているクリエイター

記事一覧

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)②

翌朝起きたら、シェフが都市部に行きたいという話を聞いた。 「シェフ、都市部に行くんだね、…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑩

最近では隣山とかに小さなグループができてきた。 「こんにちは、鈴木といいますがここに一緒…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑨

地震が起きてから一番大変なのはライフラインが止まるということだ。しかし、最初からライフラ…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑧

地震の揺れが収まると、風が急に強くなり雨が降り始めた。地震で家が壊れた人は大変だろう。大…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑦

夏の日の夕方、ゴーという音が山中に鳴り響き、地面は大きく揺れ始めた。 「地震だー」 と叫ん…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑥

僕たちのグループ以外の人達はみんな便利な生活を求め、都市部に移住してから数年が経った。街…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)⑤

人間は欲深い生き物だ。でもそれも無理はない。一度便利で物が溢れた生活を経験すると、どうしても同じ生活をしたくなるんだ。国は便利な生活を求め道路や公共施設を整備する。そして国民は税金を支払うために働くようになる。 災害により人間は自然の大切さが分かったんだと思ったけど、復旧が進むとお金を稼ぐための仕事が増えてきた。これが経済の罠だ。一度経済活動をすると抜け出せない。災害により強制終了すると思われたが、結局元通りになる。 経済活動は環境破壊や大気汚染を引き起こし、温暖化により災害

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)④

やりたいことをやるためにはお金を稼がなければならないということだと、物を作ったりしなけれ…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)③

そういえば、小学生の頃って学校から帰ると夕ご飯のことしか頭になかったっけ。 「おかあさん…

Z世代に伝えたい、優しい世界の作り方(3章)①

夕食後に火を囲み、みんなで都市部の暮らしについて話した。 「今日、山田さんのところに行っ…