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聖地へ行こう!

以下は、以前の聖地巡礼記事。

聖地巡礼とは?

あなたの聖地はどこですか?
聖地巡礼とは、もとは宗教における重要な場所を訪問することで、有名なのはイスラム教徒が教祖ムハンマドの生まれたメッカである。
しかし現代の日本では、漫画やアニメの舞台である土地を訪れることになっている

僕は、そのような風潮を間違っていると思えない、どころか無宗教が多い日本版の聖地巡礼の在り方だと思っている。
宗教とは、「自分の拠り所となる物語」であり、イスラム教という物語の世界観を拠り所にしている信徒にとり、教祖のムハンマドの人生は尊い物語だ。彼が生まれた場所にあこがれを抱くのは当然で、さらにそこを訪問することは、物語と自分自身の一体を感じることができる。
無宗教の日本においてこそ、「物語に寄り添う」ことを生きる支えにしていると思うのだ。

憧れの先人のようになりたい。
憧れのキャラのように生きたい。
あの人がこう言ったから、こうしたい。
あのキャラの生き方や仕草を真似てみる。

歴史上の人物、スポーツ選手、芸能人、まわりの人。物語、小説にドラマや映画、マンガにアニメ。

要するに、「みんな、推しの物語はあるよね」ということ。そしてそれに寄り添い生きるのは、宗教的行為(神や教祖や先人の物語に憧れて生きる)のと一緒だということ。

聖地巡礼は、「自分の推しの物語」に入り込み一体感を味わう旅だと広く解釈できるのです。

そしてそれは、宗教的行為だけでなく、漫画やアニメだけでなく、憧れを持つ人間誰もがやってみたい行為でもあるのです。

旅行は好きですか?
みなさんの旅行の「目的」は何でしょうか。
スポーツですか? グルメですか?
見たことない景色を楽しむことですか? 珍しい買い物をすることですか?

人は思い思いに旅に行くものです。もちろん、その旅の目的は複合的でもあります。
伊豆。海水浴やグルメを楽しむ代わりに、明治の文豪・尾崎紅葉の「金色夜叉」の「貫一お宮像」をパシャリ。
んで、作品を知らなくても、像の前でただ戯れたり、その蹴りっぷりを感じたり。
場合によっては作品をネットで調べ、「ひでぇw」と思ったり。
一時期、日本に韓流ブームが来たときも、ペ・ヨンジュンに憧れて韓国に渡った日本女性も多かった。この人たちも韓流ドラマのキャラを追いつつ、韓国のグルメや日本と近いようで違う景色や人柄に触れに行ったことだろう。

高幡不動…新撰組と土方歳三

日野や高幡不動で新撰組を追いつつ、景色や食を楽しむのも聖地巡礼かと。
高幡不動に行く目当てのひとつに、駅の蕎麦屋(立ち食い風)で、山形県天童で楽しんだ「鳥中華」が再現されていたことだ。天童に行かなくても食べれる幸せよ。

葛飾…柴又の寅さんと亀有の両さん

葛飾は「柴又」へ。ドラマ「男はつらいよ」の聖地だ。駅前に寅さん像。
漫画家の高井研一郎先生(山口六平太など)のキャラも良き。
柴又帝釈天の御朱印が目的だったが、見所満載なのだ。この先には、江戸川を経て千葉の松戸と結ぶ渡し船の「矢切の渡し」が。
ちあきなおみの歌で有名だが、「連れて逃げてよ」てフレーズが聞こえそう。
水の町でもある葛飾、奮発してうなぎと鯉。鯉は洗いと鯉こく。もう美味すぎて…
近くの「亀有」は、もちろん名作漫画「こち亀」の舞台。
この神社が聖地感あふれるところ。
境内の聖地マップ。
キャプテン翼の「南葛」も葛飾。世界中のサッカー選手にも大きな影響を与えた「聖書」といえる作品だろう。同じ境内に祈れる社が。
町中、いたるところにキャラが。もう亀有て町とこち亀は切れない関係だ。
これが葛飾区亀有公園(実在)派出所、もとい交番。
「両さん、いますか?」と聞いたら返してくれるという、都市伝説があるらしい。
許可をとり撮影。

千駄ヶ谷…三月のライオン

将棋の漫画といえば、山本おさむ先生が棋士・村山聖を描いた「聖」も。まあ将棋ファン、たとえば羽生善治、加藤一二三、藤井聡太など多くの魅力的な棋士に憧れる人も多かろう。鳩森神社も聖地だが、やはりこの将棋会館は憧れの聖地だろう。
僕も、毎年の東日本大震災の被災地の旅から思いきり、将棋の町(将棋駒が伝統工芸品)天童に訪れたことがある。
羽海野チカ先生の「三月のライオン」はNHKでアニメ、実写映画にもなった名作。
キャラのマンホールも、最近流行ってますね。
千駄ヶ谷の将棋の聖地ぶりを、この作品とマンホールで刻んでほしいもの。

さて、こんな感じで、今回は漫画アニメ聖地を紹介します!

アニメ聖地といえば? まずは「らきすた」

先日の僕の埼玉県の鷲宮旅もそういうものだ。鷲宮の町の散策ついでに「らきすた」を見かけた。
目的は、郷土資料館の見学。久喜郷土資料館だが、そのレポートはまた後日にして、ここは日本アニメ聖地巡礼発祥の地でもある。
残念ながら、筆者の僕は「らきすた」を見たことないが、駅前の商店を含めキャラの立看板や幟が見られる。

この日は、千葉県野田の郷土資料館とハシゴしてきた。なのでギリギリ到着。
「らきすた」知らないため、おそらく聖地だろう鷲宮神社とその前の商店を見に行く。
実は神社には、「らきすた」ファンでもない僕がどうしてもみたいものがあった。
荒井あきさんの痛絵馬を探した!
この「美味しんぼ」のアニメのアイキャッチカットなのに、一切キャラが描かれてないのがジワる。
絵馬を撮影しのせるのは抵抗があるが、接写と個人情報は避けておきたい。
このように、痛絵馬は鷲宮駅が紹介するスポットなのだ。
昔の門前町のような面影の町並み。
駅に橋がかかっている。この風情も良い。

秩父へようこそ!(秩父三部作…「あの花」「心が叫びたがってるんだ」「空の青さを知る人よ」)


僕の住む町の北にあり、好きな町の秩父もまたアニメ聖地。
「あの花」は世界中のアニメファンを号泣させた。僕も秩父アニメてことで観たが、「めんまとかロリキャラの初恋の人が霊となり高校生になった主人公の目の前に現れる、陳腐な御都合主義作品よw」と思ってましたが、だんだん引き込まれ、最後は目がボロボロでした。

けど、作品としては秩父の隣の横瀬町を描いた「心が叫びたがってるんだ」、さらにそれより「空の青さを知る人よ」が好きです。
秩父の旅はよく、あいみょんのテーマソングが脳内再生されます。

寂れたしんのも好き。一途なあかね、思春期まっさかりのあおい。尊き。
全国有数のセメント産地、石灰岩を採掘するためダイナマイトで削られてきた武甲山。最近は植林活動も進んでます。これが見えると秩父に来た感、秩父の守り神です。
我が足である西武池袋線。地元の誇り、特急「ラビュー」は窓が開けて秩父の自然を体で受け止められます。
膝まで窓とかありがたい…
ついに先週、横瀬の博物館に行ったのです。
秩父への通過駅だった横瀬に初めて下車!
(※ラビューは西武秩父駅で撮ったもので横瀬に下車できません)
「心が叫びたがってるんだ」(以下、ここさけ)を推してくれてうれしい。横瀬駅には食堂と土産屋も。
駅から徒歩10分の、郷土資料館レポートはまた後日。
西武秩父駅(徒歩30分)に向かう途中に、大慈寺。ここさけの中心地だ。
寺とアニメのコラボは珍しくてもなんともない、とてもありがたいもの。
アニメのバス停を実現。
秩父鉄道の秩父駅へ。
なお、何回も行った秩父の写真を載せてます。
なので曇っていたり雨が降っていたり夜だったりしています。
「あの花」「空の青さ」でもスポットの秩父大橋。
「あの花」のめんま、秩父鉄道のキャラの桜沢みなのがお出迎え。
空青のあおい、ここさけの成瀬。
秩父駅の広い土産売り場の二階で、たまたま「あの花」10周年記念展!(去年の2021年です)
主人公ら超平和バスターズの秘密基地。
監督と脚本家とキャラデザの長井龍雪・岡田麿里・田中将賀の3人も「超平和バスターズ」。秩父作品また作ってほしい。
キャラ設定集は食い入るように見てしまう。
おみやげを買おう!
この、味噌ポテトめんまの、あおい版アクリルスタンドを買うが、今手元から遠いため写真はナシ。
トイレではない。秩父鉄道から西武線の西武秩父駅に乗り換える「御花畑」駅。
秩父鉄道では、いたるところに桜沢みなのが迎えてくれます。
僕の中で秩父最高の料理は「くるみそば」。ほか、ホルモン焼き、わらじかつなど、うまいものいっぱい!川魚、キノコや山菜、ジビエ。酒に味噌も、うまー。
鹿肉。
あゆ。
しいたけ。
ラーメン好きな人は、珍達ラーメンはいかが?
けど僕はもう、しゃくしな漬けがあればもう。秩父や川越でも買えるから、この偉大な漬け物をぜひ!
はあ、このすばらしい乳酸発酵の香り。
乳酸発酵という人類の叡智よ…
漬け物で、こんな乳酸発酵が香るのって、あry
西武秩父駅は温泉施設ついてます。
温泉娘という地味な界隈から、秩父美祭(まつり)もお出迎え。

身延…「ゆるキャン△」

甲府もまた、よく訪れる町だ。中央線で行きやすい他県だし、歴史好きなので武田信玄公好き、御朱印も武田神社のかっこいい、食べるの好きだから「ほうとう」も愛してる。あと、長野や静岡にも行ける。甲府からの諏訪湖の旅も楽しかった。

何より、無性に甲府駅前の小作のほうとうが食べたくなるのだ!

かぼちゃをつぶして食べます。

甲府から身延線へ。

身延は日蓮宗の総本山の久遠寺で日蓮の墓もあります。身延は同時に、「ゆるキャン△」の舞台であり、山梨大学の調査によると、経済効果は60億以上らしく、山梨県やさまざまな企業とのコラボが映画化された2022年現在も多数あり、まさに「アニメ聖地のモデルケース」となっている。

久遠寺
ロープウェイもゆるキャンで出てきた。
甲府から富士川が静岡へ。
よくこんな谷の合間に町や宗教の総本山ができるものだ。
なんと、日蓮宗という仏教の大宗派の総本山が、「ゆるキャン」とコラボです!
身延山の初詣のグビ姉とチビ犬子。
うそだろ…、「しまりんだんご」が商品化されとる。
もはや武田信玄公にならび、「ゆるキャン△」は山梨の伝説となったか。
ほうとうは、小作が僕の好み。

大洗町…ガルパンこと「ガールズアンドパンツァー」

大洗町も、聖地巡礼のモデルケースといえるスポットだ。
以前、書いた記事にて。

さて。以上は有名すぎるスポットを書いていった。
しかし、まだ多岐にわたるため、その2をまた書きたいと思う。
いつになるかわからんが、予定としては「我が家の近所の飯能」「我が実家の長崎」「みんなに身近な聖地」「いろんなところが聖地」。

ぜひ、旅というものの楽しみ方の1つとして読んでくれればうれしいです。 

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