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オンライン英会話「ビズメイツ」「ネイティブキャンプ」をやってみた

ビジネスにおいてコミュニケーションは非常に大切です。特に海外で仕事をする際には、仕事の話を超えて家族の話、冗談を言い合うことにより相手との距離を縮めることができます。短い期間での仕事であればそこまで親しくなる必要はないという意見もわかりますが、1年以上同じ相手と仕事をする以上ちょっとしたことをやってもらいたい時など相手との距離感、信頼関係が大切になります。近年、google翻訳やAIを使った翻訳ソフトが無料で使えますが、相手とスムーズに会話するスキルはあったほうがいいと思います。私の仕事はアジアをターゲットとしているため基本的に英語を使います。国連の公用語は中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語など5か国ありますがアジアでは英語が一番使われている印象です。南アフリカや元々どっかの植民地であった国は英語以外の言語がメインだと思いますが、それでも英語がまったくしゃべれないということはないと思います。外国語を使えるようになると結構世界が広がります。世界が広がるというのは、旅行先の選択肢が増えるというのもありますが、私が思うに人間性の幅が広がることが一番のメリットだと思います。日本語だけでやり取りをしているとよく「お前何回言ったらわかるんだ?」とか「何言っているか全然わからない」など言っていることを理解できて当然でしょみたいな感じで話すことになるので、相手が理解できないことに対して怒りが出てきます。しかし、相手が外国人、違う文化、違う人間ということを認識しながら英語でやり取りをすると結構やさしくなれることがわかります。「あれ、なんで伝わらないんだ?もしかしてこっちの言い方が悪いのかな」など相手が100%悪いことにはならないので、伝えるほうもやさしく、相手の表情を見ながら会話することになります。こういう経験をしておくと日本で仕事をしようとしても丁寧に説明したり、親切にコミュニケーションをとれるスキルがなんとなく身に付くので人間関係も良好のまま過ごすことができます。

さて、ここまで英語を学ぶことのメリットをつらつら書きましたが、一番いい英語の勉強方法は?みたいなことをよく聞かれます。外国のDVDをみたり、スピードラーニングや英会話スクールに通ったり、やっぱり留学しないといけないのか?など様々あると思います。ちなみに私は大学時代に留学していてそれが結構よかったのかなと思う時もありますが、正直どれでもいいと思っています、なんなら一番お金のかからない方法でかつそれを毎日続けられれば英語は上達します。そうです、実は一番大切なのは毎日続けられるかどうかです。毎日続ければ自ずと英語への抵抗が薄れ、分からない単語がでてきたときにすぐ辞書を引くクセが付きます。そうしていけば英語はだいたいできるようになります。ただ、TOEICや資格になると別です。資格は単純に過去問をときまくればそこそこ取れます。しかしTOEICのスコアが高いと言って英語でビジネスができるのかどうかは別です。なので就活でTOEICのスコアを上げたいです!という人はとにかくTOEICの過去問買ってひたすら解きまくることが一番の近道だと思います。

それではビジネスではどのくらいの英語スキルが必要なの?というところを説明したいと思います。おそらくですが、ビジネス英語に必要なスキルは日常会話よりちょっと下ぐらいで全然問題ないと思います。これを言うと結構びっくりされるんですが、ビジネス、仕事上だけであれば英語のスキルはそれほど必要ありません。なぜならビジネスであれば相手もプロフェッショナルなので専門用語を言うだけで相手もだいたい分かってくれるからです。ちょっと想像してみてください。何かものを作るとします。椅子を作るとしましょう、まず椅子の絵を書いて相手に渡します、相手も「ああこんな感じでつくるのね」みたいな感じで何となく分かってくれます。そこで特殊な木材が必要になったとして、相手にこんな木材が必要なんだと言いたい時です、すでに絵で説明しているので大きさはわかります、また写真や言語以外の視覚的なもので説明できれば相手もすんなり分かってくれます。椅子じゃなくてもいいです。例えばクッキーでもいいです。相手に最初にクッキーを見せてこれを作りたいから必要なものを買ってきてぐらいであれば、全然英語のスキルは必要ないのです。だいたいの仕事は目的がしっかりしていて、相手も素人ではないので問題なく仕事はやれます。仕事で必要なのはべらべらしゃべることではなくて目的や目標をしっかり言語以外で伝えることができればなんら問題はありません。ちなみに私の職場は海外コンサルではありますが英語ができる人ばかりではありません。むしろ日本人の私ですら聞き取れない英語を話す人もいます。しかし、こういう人は英語スキルよりも他のスキルがたけているので問題なく仕事を進めることができるのです。

それではなぜ、英語を勉強するのでしょうか?理由は人それぞれありますが、私は自分の英語スキルをもっと高めたいと思ったからです。英語スキルが上達するにしたがって、自分の発音やもっとこうしたいという自己啓発が自然と出てきて、発音はネイティブの人に教えてもらいたいなと思ったからです。簡単にいうと自分の英語が自分で聞いていられなくなったからです。そこでオンライン英会話の「ビズメイツ」を半年ほど「ネイティブキャンプ」を一か月ほどやったので感想を書いていこうと思います。

ビズメイツは短期集中型

私が最初にやってみたのは「ビズメイツ」でした、ビズメイツはオンラインビジネス英会話として結構有名で、世の中に比較的早く広まったオンライン英会話サービスです。ホームページからトレーナーを選んで、Skypeでレッスンを行います。最初トレーナーと英会話をして自分のいまの英語レベルを告げられます、そのあとはプログラムに沿ってどんどん進めていくシステムでした。講師はフィリピンの方が結構多かったという印象です。私がやっていたときは英国、米国の方はほとんどいなかったのを覚えています。ただ、最初にネイティブの方が来るとどうしても引いてしまうので、フィリピン、アジア系の人がいいという方はおすすめです。テキストの難易度はそれほど高くなく、進めやすいのですがやはりビジネス向けということでとりあえずしゃべらされます。まず最初の5分ぐらいを講師と簡単な会話からはいります、天気の話、休みをどう過ごしたかなど、たわいない話を5分ぐらいしていきます。ただ何かをいうと「どうしてそう思ったの?」やプレゼンテーションがカリキュラムの主な内容になっているので、テキストのお題が自分に全く関係なかったとしてもそれについてしゃべることになります。これが結構大変でした。予習も必要で自分の英語スキルが上がるとテキストの難易度も上がるので、それなりのレベルにいくともうずっと自分が10分から15分程度しゃべることになります。英語スキルを短期で上げたい人やがっつりやりたいという人にはおすすめです。私はどうしても短期で英語スキルをあげたかったので最初にビズメイツをやっていてよかったと思いました。これのおかげで、英語スキルはかなり上達しましたし、実際に仕事でプレゼンテーションをしたときもビズメイツをやっていたので余裕でやりきることができました。

ネイティブキャンプは毎日コツコツ型

最近始めたのはネイティブキャンプです。どうしてビズメイツを辞めたかというと正直飽きてしまったというのがあります。もっと他のものを見てみて比較してみたかったというのがありました。比較するといろいろなことが見えてきます。まずシステムはほとんど一緒です。ただ、ネイティブキャンプは自分で英語スキルを選んでテキストを進めていきます。やってみて思ったのですが、いまの段階が簡単すぎるなと感じています。ビズメイツではあくまで講師、トレーナーが英語スキルを客観的に判断してレベル分けをしてくれるので、いまの自分よりちょっと難しいテキストでそれを乗り越えていくというイメージでしたが、ネイティブキャンプは最初簡単なものからどんどん積み上げていく方式を採用しています。最初は基本的な発音から講師と一緒に読み合わせをしていきます、英語を一からやり直したいという人にはおすすめかもしれません。ただ、講師との会話が最後に少しあるぐらいでほとんどテキストを読んだり、会話式のテキストをつかってそれぞれ役を交代して読んでいくなど、予習とかはあまり必要ないというのが印象です。ゆっくり、簡単なレベルでやっていくので毎日やる分にはストレスなくやれると思います。ビズメイツのときは「やべえ、予習間に合わないよー」とヒイヒイ言いながら2時間ぐらい予習していた記憶があるのでそれに比べれば全然余裕です。

ここまでみるとビズメイツのほうがいいのかなと思うかもしれませんが、私はネイティブキャンプを推します、なぜなら講師と一緒のテキストを読むことによって自分が変な発音をしていると、教えてくれるからです。いまの私は発音や基本的なことをやり直してじっくり英語をやりたいと思っているのでネイティブキャンプはいまのところいい感じでやれています。あと講師陣はネイティブキャンプのほうがネイティブの方が多いと思います。発音やネイティブの方とやりたい人にはおすすめです。

皆さんはどちらが自分に合ってるとおもいますか?

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