美しい佇まいに隠れた苦労。本音はもう作りたくない!?毎日使うをこれ1台で。オブジェスタンドのすすめ。
こんにちは鉄家具と暮らすです。
みなさんは、毎日使うコートや上着などをどんな風に収納していますか?
当店のロングセラーアイテムで「オブジェスタンド」という製品があります。
その名の通り、「オブジェのような見た目で、モノを置いてあるときも置いていないときも佇まいがカッコよいコート掛けを作ろう」というテーマで作られた製品です。
開発段階で、どんなものをどんなふうに置きたいかを話し合い、本当に使いやすいかと、使いやすさに引っ張られすぎて見た目がカッコ悪くなっていないかなどを、何度も何度も検証して製品化しました。
35cm×35cmというスペースの中に、通勤で毎日使いそうなものがスッキリと収納できるようになっています。
アイコニックな四角のフレーム部分にはハンガーが掛けられます。
パッと見「これはどう使うのだろう…」という見た目ですが、きちんと意味を持った形になっています。
手前の四角にフレームにはパンツやストールなどを掛けられます。
小さな棚の部分には、スマホやメガネ、アクセサリーや腕時計などの小物を。
帰宅して、身に着けていた物を外した時、すべてこの1台に置いてしまえば次の日に「どこに置いたっけ…?」となる心配がありません。
明日着ていく用にコーディネートした服を、この1台に掛けておくこともできます。
鞄やリュックは足元の棚部分に置いたり、Sカンなどで掛けたり、いろいろと工夫ができそうです。
1人暮らしの部屋や寝室などにも置きやすいサイズ感。
完成してしまえば、これだけのことなのですが、ここにたどり着くまでに何度も試作を重ねました。
ただ幾何学的な形なだけだと、味気ない製品になってしまいそうですが、この製品は細部に職人さんの手仕事の跡が感じられ、一見無機質な鉄のなかになんとなく温かみが感じられます。
鉄の素材そのものの色や、溶接して削って仕上げた跡を生かすため、塗装はあえて「クリア」で仕上げています。
支柱の一部分には意匠として鉄を叩いた跡が。
丁寧に丁寧に1台ずつ手間をかけて作られているオブジェスタンド。
日々の暮らしの中でふと「毎日使っているこれは、職人さんが手で作っているんだなぁ」と想いを馳せてもらえたら嬉しいです。
溶接した部分は盛りがでるので、サンダーで綺麗に削って滑らかに仕上げています。溶接する箇所が多い分、削って仕上げる箇所も多くなります。
大変…。
実はあまりにも作るのが大変なので、職人さんに「もう少し簡単な作りにならないのか?」とか「あまり売らないでほしい…」と言われたこともあるくらい、手間がかかっています。
(それでも作り続けてくれている職人さんに感謝です。)
もしお店で目にすることがあれば、細部までじっくり観察してみてくださいね。
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*岐阜県関市で自社製品の鉄製家具を販売しているお店「鉄家具と暮らす」のスタッフnoteです。商品のことや日常のこと、工場のことなどを気の向くままに綴っています。
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