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山とFoveonと私

山とFoveonと私 愛するSIGMAのため
毎日磨いていたいから 時々レンズを買ってね
愛するFoveonのため フルサイズよろしく〜


コホン、山にFoveon機SIGMA dp2 merrillを持っていった。
Foveonセンサーといえばカリカリの解像度と引き換えに実用性を悪魔に売ったといわれる銘機。
要するに山では非常に使いづらい。
merrillは軽量なので山にはもってこいのように見えるが、極端なコントラストの自然界において三脚なしでは辛いことこの上ない。
なぜならISO400程度が実用な限界点、故に暗い場所では手持ちだとほぼ使えない。
AFは遅いし、露出計は男らしく0か100だ。
そしてバッテリーは50枚くらい撮れば死ぬ。状況にも寄るが。
故にFoveon機は繊細な山の情景を撮るには最適ではあるが、実用性が死んでいるので三脚とRAW現像必須なのである。


しかし、このFoveon機にがっつりハマった写真は化ける。
凄まじいのである。
撮った本人が意図しないものが撮れるのである。
Foveonに最適な光と影と空気が未だに読めない僕にはなかなか難しいが、要するにFoveonは景色を選ぶのである。
SIGMAの古き善きRAW現像ソフトを使えば、この写真のようにとてもコンパクトカメラで撮ったとは思えない写真に化ける。


初めて気づいたのだが、こういった高山植物とFoveonは相性が良いらしい。
このカリカリの解像度と色合い、山を撮りに行って花を知る。
まさに灯台下暗し!


この日は晴天だが雲の影がまばらにあり、dp2には辛い環境。
明暗差が激しいと白飛びか黒潰れにしかならない。
黒潰れはRAW現像で多少復活できるので、アンダー気味な環境で撮ることをおすすめする。


JPEGだとカリカリベーコン仕上げ。
ススキが非常にうるさい。
このカリカリベーコン仕上げこそがFoveonである。


逆光は即死だが、Foveonに合う光を読めばたまに良い写真が撮れる。
カメラに人が合わせる、文句を言う奴はCMOSを買え!iPhoneを買え!


Foveonとえいばモノクロ。
色合いがめちゃくちゃになりやすいが、モノクロであればカリカリベーコン仕上げがよく馴染む。
癖になるこの描写、キマれば依存症まっしぐら!


JPEGでこんな写真が撮れるのはFoveonだけ!
SIGMAさん、フルサイズFoveonセンサー搭載カメラ、首を天上に届かせるほど長くしてお待ちしております。


サポートいただきましたら、すべてフィルム購入と現像代に使わせていただきます。POTRA高いよね・・・