見出し画像

なぜ発表時に「禁じ手」を使うのだろう〜6年ぶりの学会発表から


どんだけサボってんだ。。。否めません😅いや、学会には行ってましたよ。でもほら、研究に従事していない時期があったから発表は・・・汗。

思えば前回、2017年の学会デビュー。いきなりの国際学会@台湾。
修士課程時代の恩師に「国際学会だけど台湾なら近いからいきましょう」と言われ「おー、台湾よいなあ」とほとんど旅行にいく心構え。
すると師曰く「学会は行くなら発表しないとダメです」。。。。
内容組み立てて英語でシナリオ作って、質疑応答で撃沈して。あーなつかし(汗)。

あれから6年。行ってきました。


写真はイメージ

人生初の鹿児島


噴煙を吹く桜島。47都道府県最後の訪問地、鹿児島です。
場所は鹿児島県内ですが鹿児島市内ではありません。空港からレンタカーで90分。のんびした街、鹿屋市に到着しました。

自分の発表は初日の午後。理想は初日の午前で終わらせて、あとは緊張感なく過ごすのがいいのですが、二日目(最終日)のトリとかよりはいいですね。

発表10分はあっという間。研究背景、方法、結果、考察できれいに使い切りました。データとしては今後の研究を進める上での基本的な数字しか出せませんでしたが、ちゃんと質問も出たし、まずはよかったよかった。

スライドは○○せず、●●るものでは?


ところでいつも思うのですが、

学会発表のスライドって、いわゆるプレゼンの「禁じ手」がてんこ盛りですよね笑。
みなさんとにかく情報量が多い!グラフとか統計データとかびっしり入れちゃう。必然的に文字が小さくなるし、第一こんな短い時間じゃ追い切れない、読み切れない。
だから自分は細かなデータは全部なし。正確に言うと質問された場合に備え準備はしていきましたが、見せませんでした。

社会人時代も、大学で授業をやるようになってからも、意識していることが一つあります。

パワポは見せるもの。読ませない。

だって読めないもん笑。配付資料にしても小さくて見えないもん。
学生の卒論発表会の時も、そう指導してきました。

スライド1枚ごとに「これはこうなんですよ!」という要素を一つだけ。文章は箇条書き、必要に応じて口頭で説明。そう思っているのですけどね。

もちろん、一般向けのプレゼンとは違います。学会は似たような分野の研究者の集まりなので「共通言語」があるし、ある程度背景を理解する「共通知識」を持っています。だからそこまでかみ砕かなくても、盛り込むだけ盛り込んでも問題ないという考えなのでしょうか。あるいは盛り込むことで「ほら、ちゃんとデータ取ってますからね」という双方にとっての安心材料の意味もあるのでしょうか。

いや、でもだからこそ「準備はしておくけど、不要なら使わない」がいいと思うのですよ。ぺーぺーの研究者にはよくわかりませんが。

まあそんなこんなで自分の発表が終われば、あとはさまざまな研究者の取り組みや考え方を学ばせていただく時間となりましたし、大変勉強になりました(真面目な話)。ただ、夜の飲み会はもう少し「脱昭和」で、令和の価値観に合わせた方がいいとはおもいますが・・・(詳細自粛)。

次はスペイン・・・悲喜

なんであれ、学会で発表するという節目を作っておくことで、研究進めないといけないし、いろいろ準備も転がさないといけないので、怠け者の自分にとってはいいタイミングです。
来年はまずスペイン・マドリッドで行われる国際学会が目標です。どうせいくならポスターよりオーラルですから、台湾の時よりうまくやれるように頑張らないと。スペインまで行くならバルセロナに足を伸ばしてガウディが見たい、いや今年行けなかったドイツまで組み込むか・・・などいきたいところばかり探していますが、それ以前に欧州行きはお金が大変です(汗)。

ところで発表するとき、写真って撮ってますか?
自分はどうも写りが悪くて・・・発表が悪いせいでしょうか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?