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「叶った時一緒に喜び合える誰かがいるから、夢なんだろ?」

学生行事で1番好きだったのは文化祭です。
放課後、クラスメイトと教室に居残って催し物の準備をしたり、有志ステージのための練習を仲間としたりするのが好きでした。

それでいうと、体育祭も同じような感じで好きだったんですが、何しろ暑いというのが苦手で、体育祭よりも文化祭の方が好きでした。

文化祭準備のあの雰囲気がとてつもなく好きでした。

あれから10年ほど経ちますが、いまだに1つの目的のために一丸となるあの雰囲気が大好きです。

「叶った時一緒に喜び合える誰かがいるから、夢なんだろ」

これは、うえきの法則という漫画の主人公のセリフです。

文化祭も体育祭も、一緒にやるクラスメイトがいたから楽しかったんだと思います。
催し物が成功した時、体育祭で優勝した時、一緒になって喜び合えるクラスメイトがいたから楽しかったんだと思います。

果たして今の自分の夢が叶った時、一緒になって喜び合える誰かはいるのだろうか?

口では「楽しみにしてる。応援してる」なんて言われるけど、そんなのは口だけだって分かってる。
そう言ってた人たちも今や音信不通。
到底、夢が叶った時に一緒になって喜び合えるということはないだろう。

今の夢を目指しはじめた時、ひとりぼっちでした。誰に頼るでもなく1人で始めた物語。

夢を公言するたびに口先だけは応援してると言ってたけど、陰ではめちゃくちゃバカにされていたのを知っています。

「なにそれ?」
「へぇーかっけーじゃん」
「出来るわけないじゃん」
「時間の無駄だろ」
「遊びの付き合い悪いな」

夢を目指し始めた時、離れていった当時の知り合いもたくさんいます。長く付き合っていた彼女にも、夢を追いかけて欲しいからという理由で捨てられました。

夢のために捨てたものはいくつかありますが、時々、「捨てずに持っていたらどうなっていただろう?」なんていうパラレルワールドを考えることもあります。

夢にこだわり過ぎると、何か大切なものを見落としたり、失ってしまうこともあるかもしれません。

ですが、それでも夢を公言しまくっていたら徐々にではあるけれど、本当の意味で楽しみにしてくれている人たちも出てきました。

そんな期待に応えたい。夢が叶った時たくさんの人たちと喜びを分かち合いたい。

夢っていうのは、はじめは1人で始めた物語だけど、絶対に1人では完結しない物語なんだと思います。

夢は必ず叶うとは限らないけど、その物語の途中で、幸せの形というものは出来るのかもしれません。

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