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小説を読み終えたので、次はアニメをみていきたいと思う

最近「新世界より」という小説を読んだ。
なかなかの長編小説だったので読み終わるまでに時間がかかったが、最後の最後まで面白かった。

ネットで評判を調べてみると、こぞって高評価なのも納得だ。

小説を読み終えた俺は、アニメも見てみたいと思った。
小説には当たり前だが文字しかないので、その物語の情景は文字から想像して自分の頭の中に思い浮かべることしかできない。

「新世界より」を読み進めながら、文字からの情報だけで自分の頭の中に情景を思い浮かべていたのだが、いかんせんファンタジー小説なのであまり現実味がない。
現実味がない情景を頭の中に思い浮かべるのはなかなか大変だ。

小説を読み終わってから俺は、自分の中に思い浮かべていた情景とどれくらいの差異があるのかをアニメを見て確かめたいと思った。

そんなこんなで実際にアニメを見ている訳だが、思い浮かべていた情景と違うとことは確かにあるけれど、大方想像通りだった。

しかしアニメを実際に見ていて、小説を初めに読んでおいて良かったと思った。
アニメでは細かい心理描写というものが存在しない。
登場人物がどういう心理状態でいたのかという部分は省かれている。この部分は想像をするしかない。

その点小説を読んでいると、心理描写が事細かに書かれている。それを知った上でアニメを見てみるとより一層楽しめるのではないかと思う。

話は少し変わるが、今年の夏「ONE PIECE」の映画を見に行った。
映画を見終わったあと、その映画の小説版をKindleで購入し読んでみた。映画では気が付かなかった部分が小説には細かく書かれており、新しい発見というものがたくさんあった。

小説にもアニメにもいい部分というものはある。

それを分かった上で俺は両方を試してみて、やはり俺は文字を読んで情景を自分の頭の中で思い浮かべるというのが好きなようだ。

自分自身が小説を執筆中ということもあり、文字だけで情景を思い浮かべさせるというのはものすごく難しいと感じる。
俺が思い浮かべている情景と読んだ人が思い浮かべている情景が同じものだとは限らないし、全く違うものが頭の中に浮かんでいる可能性もある。

小説を読んで感じ取るものというのは人それぞれだろう。
俺の小説が完成した暁には、たくさんの人に読んでほしいと思っている。
読み終わって何を感じ、どんな世界を想像したのかは読む人次第だし、読み手の頭の中にある想像力によって随分と違う印象を持つことになるだろう。

もしかしたら俺自身が書いた小説なのに新しい発見が生まれるかもしれない。
最近小説の下書きを知り合いに読ませて、俺が思っていた感想とは違う感想をもらった。

俺自身、自分の意思とは違う捉えられ方をされて「なんで分かってくれないんだ」と思うと思ったが、「なるほど、そういう捉え方もあるのか」と思った。

小説を読んでその受け取り方に正解なんてない。
そのどれもが正解で、読み手の数と同じく正解の数もある。

結論、小説は最高だ。




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