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BGAで好きなゲームをやり続けられる幸福について

はじめに

みなさん、初めまして。初めてではない方は、いつもお世話になっております。
ボードゲーム好きVtuberとして活動しております、テトランパトルと申します。
今回は「ボードゲームに関わるエトセトラ Advent Calendar 2022」に参加させて頂き、12月12日分の記事を担当することとなりました。
前日、12月11日分の記事は sytkm さんの「2022年に印象に残ったボードゲーム」です。

この記事では、タイトル通り、「ボードゲームアリーナ(BGA)で、好きなゲームをやり続けられることの幸福」について、思いを綴らせて頂きます。

ボードゲームアリーナ(BGA)とは

ボードゲームアリーナ(以下、BGA)は、インターネット上でボードゲームを遊ぶことができるサイトです。2022年12月時点で、500種類以上のボードゲームが登録されており、世界中の人々と自宅に居ながら遊ぶことができます。特別なアプリは不要で、ブラウザ上で起動するという点も特徴として挙げられます。他にも同様のコンセプトを持つサイトは存在しますが、遊ぶことができるゲームの多様性や、プレイヤーの総数など、突出した要素を多く持つところが大きな魅力と言えるでしょう。

デジタル環境におけるボードゲームの意義

一般的に、ボードゲームを遊ぶというとどのような情景が想像されるでしょうか。家族や友人と自宅で遊んだり、クローズドまたはオープンなゲーム会に参加したり、あるいはボードゲームカフェなどの商業施設に通って楽しんだりする姿を想像される方が多いのではないでしょうか。リアルなフィールドの中で、対面して(もしくは一人で)ゲームプレイに勤しむ。そうした形が、いわゆるスタンダードなボードゲームの風景として考えられている。これはおそらく、多くの方々と認識を同じくするものだと思います。
デジタル環境におけるボードゲームは、そうした一般的なボードゲームの形とはやや異なる要素を持ちます。物理的な諸要素の制限を受けにくい、処理の自動化による快適性の向上、より多様なプレイヤーと共に遊ぶことができるなど大きな利点がある一方、対面して遊ぶ際に生じる独特な空気感や駆け引きが失われるなどの短所も挙げられています。
そんなデジタル環境におけるボードゲームの意義として、僕が最も重要だと感じているのは「多様なプレイヤーと出会い、共に遊ぶことができる」という点です。
元々リアル環境でボードゲームを遊ぶことができない(バーチャル存在なのでね!)僕にとって、デジタル環境で遊ぶことができることがどれだけの救いになったことか。ここ数年、流行病の関係で環境が激変し、デジタル環境でのボードゲームに触れられた方の中には、思いを同じくしてくださる人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その場に居ながら、その場に居ないたくさんの人々と、同じゲームを遊ぶことができる。距離という障害をものともしない、この特性がデジタル環境におけるボードゲームが持つ最大の利点であると、僕は考えています。

巡り合いという幸運

もともと現実世界において、物理的存在として構成されているボードゲームを、デジタル環境で遊べるように形を整えているのは、遊ぶ側である我々ユーザーではなく、何らかの意図があって遊ばせてくださっている作り手やメーカー側です。多くの場合、ここで言うところの意図とは経済活動であり、つまりは利益であると考えられるでしょう。利益を得るための活動である以上、デジタル化に使用できる人手は無限ではなく、時間も限られています。制限された活動の中で利益を取るために、「デジタル化されるボードゲームは取捨選択されている」のは間違いないことでしょう。
そうした、ある意味で限られた環境の中で、自分自身が熱中して遊ぶことができるボードゲームに巡り合うことができるというのは、どれほど幸運なことなのでしょうか。
ありがたいことに、僕はその幸運に恵まれることができました。
2021年7月14日のことです。

「アグリコラ(Agricola)」にのめり込む

BGAにおいて、「アグリコラ・リバイズドエディション(以下、アグリコラRe)」がベータ版として実装されたのは、詳細な日時は覚えていませんが、2021年の7月中でした。
バーチャル世界において、過去に何度かアグリコラReをプレイし、このゲームを好んでいた僕にとって、この巡り合せは衝撃的なもののように思われました。2021年7月14日にBGAでプレイしたのを皮切りに、まさしく熱中し、のめり込むように遊び続ける日々が始まりました。
BGAにはそれ以前から登録していましたし、プレミアム会員にもすでになっていました。しかし、アグリコラReが実装されるまでは、そこまでプレイするようなゲームもなく、時々遊ぶサイトとしての認識しかありませんでした。
あれからおよそ1年半ほどになる現在、アグリコラReのプレイ回数はソロモードを含めて673回に達しています。1日に1回以上はプレイしている計算になる訳で、改めて自分自身に驚かされるばかりです。
もちろん、今現在もBGAでアグリコラReを遊び続けていますし、おそらくこれからも頻度はさておき定期的に遊び続けていくでしょう。それほどまでに楽しく、豊かなゲーム時間を過ごすことができるのですから! なんとも素敵なことではないでしょうか。

幸福を噛みしめてみるとしみじみ分かること

こうして振り返ってみると、今の自分の環境が以下に幸運な巡り合せによって生み出されたものかが良く分かります。
ボードゲームのデジタル化が過去と比べれば遥かに進んでいる近年ではありますが、その中でここまでのめり込めるゲームに相見えたこと。そして、そのゲームを今まで遊び続けることができたことが、間違いのない幸運と言えるでしょう。
また、そのゲームを好む同好の士に巡り会えたことも大きな幸運であったなあと思います。デジタル環境において、同卓できるプレイヤーの総数が多いことは確かに利点ですが、それだけでなく、このゲームが好きで、このゲームをやることが楽しいと、そう考えた上で一緒に遊んでくれる仲間ができたこと。このことが、何にもまして嬉しく、喜ばしいことと感じるのです。
今ある幸福を、今後も続けていける幸福になるよう、対戦相手へのリスペクトを忘れず、ゲームプレイは熱く楽しくやっていきたいものです。

おわりに

1年半の振り返りとして、とりとめもなく自分は幸福だなあということを文章で書き連ねてみました。一介のボードゲーム好きの拙い思いの発露として、笑って読み流して頂けたなら幸いです。
2022年もいよいよ終わりが見えてきました。この記事の終わりよりは、ぐだぐだな締め方にならないよう気をつけていきたいものですね。
明日、12月13日の記事は 珍ぬ さんの「アブストラクトゲーム『Interplay』とアブストラクトゲーム『Interplay』を紹介してみる。」です。
お楽しみに!

よろしければの宣伝広報

ボードゲーム好きVtuberとして活動しています。取り扱っているのは主にデジタル環境で遊べるボードゲームです。
アグリコラが好きで、現状もっぱらBGAでのアグリコラについての動画・配信ばかりになっています。今後は別の重めのゲームについても、色々取り扱いを増やしていきたいなあと考えてます。
興味を持って頂けましたら、ぜひチャンネルの方もご覧ください。よろしくお願いいたします。

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