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子どもと「停電ごっこ」してみない?

久々の文字起こし。
すごいアプリがある、とネットで聞いて試してみたら、Google文字変換よりずっと鮮明にことばを文章化してくれて衝撃を受けている。
すげぇソフトがたくさんあるね。

参考にしたページではそのあと、それをChatGPTに「ブログ用にまとめて」と書いて文章をまとめてもらうというとこまでやってたんだけど、AIがまとめた文章は全くもって自分の表現性がなくなってしまって面白くなかったのでそれはやめといた。

でもすごく読みやすく短い文にまとめてくれて、GPTさんマジすごいっす、ってなってる。だって「まとめて」って頼んで1分以内にまとめちゃうんだよ?すごすぎん?
自分らしい文を書くこと度外視に、文章を端的にまとめられる能力だけ伸ばしてしまった人間の真価が問われる時代になりそうですね。

…というわけで

ここ最近で結構反応が良かった、この回の文字起こしをしてみました。
軽快に文字起こし出来るとなると、これからもうちょっと文字に起こす記事増やしていくかもしんない。

Voicy聞いて下さってる方で「この放送テキストでも残してほしい」っていうのあったらコメント下さい。

人生はRPGみたいだよね、っていう二部作の前半を文字起こししたまま後編を文字にしてないので、それも、そのうちやれたらやろうかな(しないフラグ)

…と、いうことで、以下、停電ごっこの文字起こし版です。



遊びを使って災害に備える


今日のお話は、子どもとの遊びの中に非日常を想定したものを入れるっていうのは結構大事なんじゃないかな、というお話をしてみたいと思います。

年の頭にあった震災の様子を見ていて思うのは、避難所とかで、うちの子みたいな『集団がダメなタイプの子』は生活していけないだろうな…っていうことですよね。

私の子どももそうだし、成人でも、人がいっぱいいるところはダメだよとか、いろいろあるじゃないですか。

大きい声出しちゃうとか、暴れちゃうとか。

そういう人たちは、どうしてもその集団の避難所生活っていうのが難しいっていう部分があって。
そういう人たちにも支援を向けていこうっていうお話があるっていうのは聞くんですけど。でも、そういう支援が絶対行き届かない部分っていうのはあると思っていて。

「支援の輪を広げていきましょう」って動きがあるとしても、すべての場に適用されるとは限らない。ましてや、自分が避難する避難所に、その意識が届いているかなんてのはわかんないわけですよね。

そういった意味で、自衛しておくというか、自分の子供がそういう状況になったときにちゃんとそれにある程度備えられるようにしておくっていうのも大事なんじゃないかな、と思うんです。

でも、うちの下の子とかは極端なぐらい怖がりで。

前提の質問として『もし地震が起こったら津波が来て家が流されてしまうかもしれない』みたいなお話をすると「怖いから、そういう話はもうしないで!」とか言って、聞き入れてくれないんですよね。

なので、避難訓練とかもすごい苦手で。
上の子も、普段と違うカリキュラムになると途端に『嫌!!』ってなっちゃうので、防災訓練みたいなやつにすごい苦手意識があって。
なかなか受け入れてくれないんですよね。

なので、うちでやっているのは本当にちょっとした意識づけという感じです。

私は『怖がる』っていうのは、なんで怖いかっていうと、日常じゃないからだと思っているんですよね。

普段ある日常が、突然壊れてしまうことが怖いんだと思っていて。
じゃあ、その『非日常的なもの』を日常に組み込めば、その『非日常』がいざ起こった時に日常の一部として怖がらずに済むんじゃないか、と。

これは、私の個人的な考え方ではあるんですけど。

2週間に1回、うちの夫は土曜日に隔週でお休みの日と半日勤務みたいなのが交代で来るんで、半日勤務の週にやろうというふうに決めて、停電ごっこっていう遊びをしていたんですよね。

『お父さんが仕事から帰ってきてからは電気とガスと水道を使いません』っていう日が2週間に1回あります。みたいな。

うちの子はイベントごとって嫌ったりするんですけど、でも、『停電ごっこ』っていう「遊び」として提案すると案外受け入れてくれたりするんですよね。

「電気が一切つけられない、暗い、どうしよう?」っていう時に。
「懐中電灯があるよ」って言って。

「懐中電灯だけじゃ明るさが足りない」ってなった時、水を入れたペットボトルに当てるとランタンみたいになるらしいよとか。

ビニール袋を膨らまして、その中に入れると光が広がるらしいよとか。

そうやって工夫をしてちょっとずつ明るい世界を作り出す練習みたいなのをして。

子どもにも一人1本ちっちゃいLEDライト…
『マイLEDライト』を与えてます。

子どもは影遊びとか始めるんですけど、でもそれはそれで、暗闇を楽しむっていうことをまずやってほしいなっていうふうに思ってるから、それはそれで良くて。
私たちはそれを止めずに、大人同士、ランタン作っては「こうやったらもっと明るいね」とかやってるわけです。

どうすれば目がチカチカしないかな、とか工夫したりね。

うちはローリングストックで2週間に1回、1箱お水が来るようにしてあるので、日々ペットボトルの水を飲むっていうのもある程度習慣にしているんですよね。

じゃあそのペットボトルの水を鍋に入れて沸かすってなると、ペットボトルの水はどれぐらい減るのか?とか。

そういうのも実際の体験として身についてくる。

私、ガスボンベでつけるコンロがすごい怖いんですよ。

あのガスボンベが突然爆発するんじゃないかなって思ってしまって。
ずっと怖くて使えなかったんですけど、いざ被災した時に「じゃあこれ使え」って言われて、怖いから使えませんってなったら、意味がないわけで。

だから私もそれの扱いに慣れるためにガスボンベのちっちゃいガスコンロ買って。
それでちょっとした料理してみようって言って。
で、水の量も限られている、火もコンロが1個しかない。

じゃあ、そういう時に家族みんなが同時に温かい料理食べるためには、どうしたらいいと思う?みたいな感じで、私と夫で考えたりするわけです。

普段は絶対やんないけど、湯煎するタイプのパウチのものとインスタントラーメンを同時に作るとかね。

インスタントラーメンのつゆで湯煎しちゃう。

普段はそんなこと、袋、あんまり綺麗じゃないよなって思うからしないけど。災害時で、できるだけ水もガスも節約しようって発想になったらそうなるよね、とか言って。
1回火を起こしてお湯を沸かすっていう動作の中で、どれぐらいまとめていろんなことができるか、って。

冷やご飯があるとしたらどうやって温めるかって実験したりとか。
ラップで包んだやつを温めたらラップべちょべちょになって失敗したり。

そういうのを停電ごっこの中でいっぱい体験していく…っていうのをやっていて。
で、その時にレトルトパウチも、いろんなメーカーのやつを買っては子どもに食べてもらって。

缶詰とかも食べてもらったりしてます。

そうすると、やっぱりメーカーによって食べれるのがあったり。
牛丼なら食べれるけど、親子丼は美味しくないって言って、食べてくれないとか。
そういうのもなんとなくわかってくるんですよ。

で、ご飯は、うちは基本圧力鍋でいつもガスで炊いてるからご飯を炊くっていうことに関しては、お米さえ備蓄してあれば、お水はペットボトルのストックはあるし、ガスボンベもあるから、ペットボトルの水で米を炊ける。

ただ、お米があるけど、オカズをつけたいってなった時に、レトルトパウチのどれを我が子が食べれるかっていうのを、確かめておくんです。

その停電ごっこで、一番、うちの子がめちゃくちゃ食べるのが袋のインスタントラーメンだっていうことがわかって。

それを、私の家では『停電ラーメン』って呼んでいて。
子どもたちは停電ラーメン普段から食べたがるようになったりしてます。
普段から食べてるからローリングストック出来るし、非常時も食べられるものがあるって安心感ありますよね。

子どもたちは、暗闇の中で、ランタンみたいにした懐中電灯でほんのり明るい部屋の中でラーメンをすすって食べる…みたいな体験を、すっごい楽しんでるんですね。

お祭りみたいな感じですね。
で、停電ごっこまたやろうねみたいな感じになってて。
今日は停電ごっこの日!ってなったら、張り切ってカーテンとか閉めて、できるだけ部屋を暗くしたりとかするんですよね。

もし実際に被災して、どうしようもなく暗くなったときに、「ほら停電ごっこみたいな感じで遊んでみたら」みたいに言えば、子どもが怖がらないんじゃないかなって、私はそういうふうに思ってて。

北海道って昔、胆振東部地震の時に、全道的にブラックアウトになって。
本当に全電源が切れて外の街灯すら切れて。
本当にすごいびっくりするぐらい真っ暗闇になったんですよね。

あの時の暗闇、本当に怖くて。
手伸ばしたら自分の指も見えないぐらい暗いっていうの、私、あの時以外で経験したことがないです。

今は何かしらの明かりはあるので、あの暗闇を実際に作ることはできないんですけど、それでも暗闇に慣れておくっていうのはすごい必要じゃないかなって。
それは、大人も子どもも両方必要じゃないかなって思ってて。

さすがに避難所に慣らしておくっていうのは日常的には難しいかなって思うんだけど…
もし自宅で色々復旧するまで何とかしのぐ、生活みたいなのができるとしたら、暗闇に慣れておく、水が出ない生活に慣れておく、ガスがつかない生活に慣れておくことはあってもいいんじゃないかな、と。

そんなわけで…何週間に1回とか月に1回とかでもいいので、『停電ごっこ』っていう遊びを子どもとして見るのはどうでしょうか?っていう、今日はそんなお話でした。


ちなみに文字起こしに使ったソフトはこちら


このボイスレコーダーを起動して、Voicyで放送を流して、止めてしばらくするとテキスト出来てる。
対談だと、誰が喋ってるかを分ける機能もあるっぽくてすごい。
何より文章の正確性がGoogleの文字起こしより圧倒的に良い!!

議事録の文字起こしなんかにも便利なんではないかと思います。

月1時間までは無料、とのことなのですが、何度かやってみて使い勝手がいいなら課金してもいいな。

Voicyの文字起こし記事、地味に反応いいものも結構あって。
最初からテキストで打ち込むものよりも喋りをテキスト化したものの方が読みやすいとかあったりするのかしらとか思ったりしています。

しかし、ここまで出来るとは便利な世の中だね。

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