見出し画像

【メイレビュー】7/11(Mon) 「Jクラブ数が60になったら日本サッカーのピラミッドはどう変わる?」大河正明(びわこ成蹊スポーツ大学学長)〜 #ハフコミ 隔週報 vol.33

 みなさん、こんにちは! ライターの五十嵐メイです。

 毎月1回、特別講師の方をお招きして開催されるハフコミウェビナー。今月は特別講師に、びわこ成蹊スポーツ大学学長の大河正明さんをお招きしました。

 大河さんはJリーグ常務理事、JFA理事を歴任。Jリーグ時代には、J3リーグの設立やJリーグクラブライセンスの導入など、重要な制度設計に関わってこられた方です。また、サッカーだけではなく、Bリーグの前チェアマンでもあります。

 今回のテーマは「Jクラブ数が60になったら日本サッカーのピラミッドはどう変わる?」。このままJクラブの数が増えると、日本サッカーはどう変わっていくのでしょうか。J3リーグの設立に携わられた方に、直々に話を聞くことができるのもハフコミならではです。

 今回も限定された空間だからこそ、聞くことができるお話ばかり。サッカーだけではなく、他競技にも関わってこられた大河さんからは、どんなお話が聞けたのでしょうか? それでは今月の「メイレビュー」スタートです!

■スポーツ界発展のために考えるべきこと

 私は大河さんに「今以上にスポーツの価値を高め、日本のスポーツ界を発展させていくために大切なことは何か」という質問をさせていただきました。

 大河さんから返ってきた答えは「インテグリティ」。

 国民から見たスポーツクラブのイメージは、いつも「何か問題が起きている団体」です。そういう見られ方をされてしまっているので、まずは自分たちで襟を正していかなければいけないということでした。

 これに対して、主催の宇都宮徹壱さんから「スポーツの価値を貶めるような記事ばかり取り上げてしまう、メディアの責任もある」という意見が出てきました。

 私はこのやり取りを聞いた時に、すごく心に刺さりました。これはクラブ関係者、ファン・サポーター、メディア、立場は違えど、サッカー界、スポーツ界の発展を願う方は、今一度考え直さなければいけない話だと思ったからです。

 私は鹿島アントラーズのサポーターですが、ファン・サポーターがいきすぎた行為をすれば、ネガティブな部分は特に大きく取り上げられてしまいます。スポーツ観戦に興味がない方に、ネガティブなものだということがより一層刷り込まれてしまうきっかけにもなってしまいます。

 ファン・サポーターの行動の起因となるのは、クラブへの愛だと思います。ただ、行動を起こす前に、それが愛するクラブ、サッカーのためになるのかというのは、しっかりと考えるべきです。

 ひとりでも多くの国民が、スポーツに興味を持つようになれば、それがスポーツ界、サッカー界の発展に繋がっていくことでしょう。

 業界の発展を考えた時に、競技の強化の話や、ビジネス的な話になりがち。ですが、スポーツとはどうあるべきかを考えることも、非常に大切なことなんだなと、大河さんのお話を伺いながら思いました。

■リアルにスポーツを学べる場「ハフコミ」

 実は私、大学進学の際に大川さんが学長を務める、びわこ成蹊スポーツ大学を選択肢に入れていました(もちろん当時の学長は大河さんではありませんが)。学生時代からスポーツビジネスを学びたかったので、現場のリアルな経験談を直接聞くことのできる生徒さんが、心の底から羨ましいと思いました!

 もともとスポーツビジネスに関心はありましたが、大人になってから勉強しようとしても、どのコミュニティに参加をするのが正解なのか分かりませんでした。そんな中、「メイレビュー」をきっかけに参加したハフコミ。サッカー界、スポーツ界の最前線で働く人に、直接話を聞くことができるため、参加するたびに知識が蓄積されていきます。

 いつのまにか、今日はどんなことが学べるのかなと、開催の日を待ち遠しくしている自分がいました。私は今後、どのような形でスポーツに携わっていきたいか、定まっているわけではありません。それでも今回は特に、学習意欲を掻き立てられた2時間でした。

 最後に、大河さんに「Jリーグ時代にやり残したことや、心残りはありますか?」と質問してみました。すると、とっても印象的な答えが──。気になります(笑)? 今から会員になっていただけると、過去のウェビナーのアーカイブもご覧いただけます!

 ハフコミは、ハーフウェイカテゴリーに属するクラブ関係者の方はもちろん、スポーツビジネスに興味がある社会人の方、将来サッカークラブで働きたいと考えている学生さんにもオススメです! 貴方もハフコミの仲間になりませんか?

 次回のハフコミウェビナーは、8月8日20時から。特別講師の方は「某J2クラブの社長」とだけ、お伝えしておきましょう(近日中に正式発表します)。

 それでは、来月の「メイレビュー」も、お楽しみに!

<この稿、了>


この記事が参加している募集

Bリーグ

よろしければ、サポートをよろしくお願いします。いただいたサポートは、今後の取材に活用させていただきます。