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太陽が消えて、母親が自由の女神になった話――または創価学会員の私が公明党を推す「2つ目」の理由

「Pスタ」って知ってますか?

ポッドキャスト界に現れた赤い彗星、と呼ばれています。
(そう呼んでるのは私だけ)
国会議員にタブーなしの質問ぶつけてくスタイルで、Spotifyのトップランキング入りしてたのはおったまげました。

そんなPスタを聴いて、思い出した昔話を書きます。

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小学校から帰ると、母親が大騒ぎしていた。
どうしたどうした、一体なんだ。

「お日さまがなくなる!!」

あー、いや、お言葉ですが。
太陽が消えるわけがない。
母上様、ご乱心?

母は続けていった。
「"シギさん"のところに行ってくる!」

そしてエプロン姿のまま、サンダルをつっかけてどこかに出かけていった。

シギ?って誰だ?
一瞬『北斗の拳』のジャギみたいなのを想像した。
トゲトゲの服を着て「おいおまえ! おれの名をいってみろ!!」と叫ぶ。
待て待て、そんな物騒な人はおらが町にはいない。はずだ。

その晩、帰ってきた母親から一部始終を聞いた。
うちの前の空き地が売りに出されること、真南のそこにマンションが建つと、わが家は一生 太陽を拝めないこと。それで太陽が消える世界を救うために、シギさんに話に行ったこと。
……いや、だからシギって誰?

「市議さん! 市議会議員さんよ」

予想外すぎた。
シギさんは世紀末のムキムキの北斗神拳 伝承者候補ではなく、たまに選挙に出てるビシッとスーツの候補者のほうだった。

それからどんなやり取りがあったのかは、小学生の私には分からなかった。
でもその後、うちの前の空き地は、緑豊かな見事な「公園」に転生した。しかも地下に防火水槽を完備した、隠れハイスペック公園に、だ。
これでうちの周りの入り組んだ住宅地で万が一、火事があっても消化用の水はバッチリだ。

わがマンション民は歓喜した。
初めに市議さんに相談した母親は、マンションのちょっとした英雄になった。
太陽が消える!と立ち上がった時の母上様の勇ましさは、わが町内の「民衆を導く自由の女神」だったと言い伝えられている(ウソ)

ーーこれが、私が初めて「政治」を意識したできことだった。

そして、この時に公園づくりに奮闘してくれた市議が所属していた公明党を、今でも推している。
太陽消失事件の時に学んだことは2つ。

■政治は、けっこう生活を変える

日照を完全に失ったら、マンションに洗濯難民があふれかえって洗濯一揆が起こっていたと思うし。
太陽ありがたい。今日も洗濯物がよく乾く。

政治が決めて実行することって、けっこう生活をかえる。
消費税だって決められたら払うしかない。私だけ「5%で頼んます」ってわけにもいかない。
出産したら一時金で約40万円もらえるのも、政治家決めたから。ありがたい、というかこれなかったら子ども産んだら破産する。

■議員は意外と身近な人

議員って遠く感じる人が多いと思う。
選挙の遊説カーはうるさいし、駅前の演説も耳に入ってこないし、仕立てのいいスーツで「日本を変える!」とかイキられても……って思いますよね。

でも、公園つくるために飛んできてくれた公明党の市議さんは走り回って各所に相談して動いてくれる、「フツーのおじさん」(いい意味で)だった。
それからは地域のお祭りで会っても気さくに話しかけてくれて、「あれ…?ひょっとして議員って身近な人…?」と思うようになった。(人によると思うけど)

まぁ、言っときたいことはアレです。

公明党を応援してる理由って
「創価学会員だから」
だけだと思われがちだけど、

そこにプラスして、その人その人の中での
「これがあったから」
って理由があるもんなんじゃないかなと。

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