健康習慣のススメ
今更だけど、私は現在プレーヤーとしての比重がかなり大きいプレイングマネージャーとしてパーソナルトレーニングジムを経営している。
なんだかんだで帰国してすでに5年が経過し、開業してそろそろマル4年。のべセッション数は、、数えるのが面倒なので(ちなみに良くある〇〇人に何千セッション!っていうキャッチフレーズは効果的なのだろうか)ざっくりとしか言えないけど、結構多い方だと思う(超ザックリ)。
色々なタイプのパーソナルトレーナー、例えばボディビルダーとかがいると思うけど、私自身がそうではないし、バックグラウンドがアスレティックトレーナーということもあって、私自身は「健康」をテーマにしてサービスの提供を行っている。
40過ぎても、運良く何となく健康であったとは思うけれど、最近は積極的に健康になろうという意識を持って日々生活している(断酒をしたのもその活動の一つ)。最近は普段のトレーニングに加えて毎晩妻と共にモビリティエクササイズを行っている。と言っても15分程度だけれど、始めた頃よりも、確実にいい感じである。
実をいうと、健康を提供、と言っておきながら恥ずかしい話ではあるけど、去年の秋口から左側の腰椎椎間板のヘルニアに悩まされていた。って病院で診断されたわけではないのだけれど、まぁ確実にそうだった。
腰痛と私の付き合いは長い。思い返せば、高校時代に部活でボート部に所属していたのだが、ある日とんでもない痛みが腰に。痛くて眠れないほどで、その頃から朝起きると腰の調子をチェックしてしまうようになってしまった。
ちなみにこういう仕事を生業にしようと思ったのはこの頃の経験からである。一応、曲がりなりにも勉強したし、普段気をつけてトレーニングしていたということもあり、日常生活に支障をきたすほどの腰痛が起きることはほとんどなくなった。
そんなある日の左ハムへ響く(走る)痛み。
最初はアレ?昨日ハムのトレーニングしたっけかな?筋肉痛??もしかしたら軽い坐骨神経痛?くらいに思っていたけど、その状態は時が経つにつれどんどん悪化していった。
ただ痛いからと言って仕事を休むわけにもいかない。お客さまには誤魔化しながら、なんとかバレずに指導を続けられていた、と思う。
もちろんこのままの状態では良くない。そして悪化させるわけにはいかない、、と意気込んでリハビリを行ってはいたけれど、如何せんなかなか改善されない。
この仕事をしていながら、、これは恥ずかしい。自身がコントロールできないことでの怪我ならまだしも、ヘルニアや腰痛を抱える方々にも指導をしている自分が自分をマネージ出来ていないなんて、誰にも言えない。
ただ、妻にはもちろんバレる。何かやろうか?と何度も言われたけど
「いや、大丈夫。自分でどうにかできるし。」
なんて愚かだったのだ。その頃の自分を強めに叱責したい。
ただある日、あまりに良くならな過ぎて、不貞腐れていたら妻に叱られた。
妻「だってテツさん痛い痛いばっかり言って、何もやってないじゃん。なんか自分でできるって言ってるけど、実際全然良くなってないじゃん。」
人は真実には目を背けたくなるものである。図星なのだ。安いプライドが邪魔をしていた。
そして10分ほど不貞腐れた後に
テ「リハビリをしたいです。頑張ります。」
三井がバスケをしたいと言った時の心境が良くわかった。
くだらないことは置いておいて、その日からリハビリを始めた。
ちなみに妻は大学時代にヘルニアの研究をし、現在も脊椎の専門医の先生のもとで研究を行っている、いわばヘルニアに超詳しい人である。
そしてそのリハビリの効果はすぐに現れた。
なぜ、素直に助けを求めなかったのか。改めてあの頃の自分を強めに叱責したい。
今はその頃の痛みが幻だったかのように痛みは全く無い。こんなに腰が痛く無いのは高校時代以来で、この絶好調ぶりはそのリハビリの効果に加えて、最近の妻によるモビリティエクササイズセッションのおかげだと信じてやまない。
痛みがない、健康である、ということはこんなにもQOLの向上に寄与するんだなぁ、と感じる。
こんな記事を書いている今は5月。まぁ最近は色々とあるけれど、ACSM (American College of Sports Medicine) によると今月は
Exercise is Medicine Month!
さぁ、運動しましょう!
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