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【特集】私だけの「ブレない教育観」を持ちたいと思った。──TEST ASSISTANT 2期生 山田さんの体験談

こんにちは! 次世代教員養成プログラム「TEST」運営編集部の中尾です。
次世代教員養成プログラム「TEST」は、教員志望の学生のためのプログラムとして、2020年からスタートし、2期目を迎えた2021年度も終わります。
そこで今回は、学生が「TEST」を通じて学んだことを聞いてみました!

次世代教員養成プログラム「TEST」とは?

次世代教員養成プログラム「TEST」って何? という方はこちらのブログをご覧ください。

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今回は、実際に埼玉県戸田市の学校現場で活動した、TEST ASSISTANT 2期生の山田くるみさんにお話を伺いました。

プロフィール
名前:山田くるみ
担当:小学校1、2、6年生を担当。主に2年生を担当
やっていたこと:授業補助を行った。朝には、宿題のチェックなども行った。
活動場所:戸田南小学校
活動期間:2021年9月~2022年3月

◆保幼小連携・接続の観点から、小学校の現場を見るために参加

──なぜ「TEST」への参加を決めたのでしょうか?

 私はもともと幼児教育の現場に従事していましたが、保幼小連携・接続の重要性を感じ、現在は通信制大学で小学校の教員免許取得を目指しています

 保幼小連携・接続を大事にする上で、小学校の現場を実際に見ないと分からないことが多くあるのではないかと考えます。また、小学校の教員免許を取得するにあたって、戸田市の小学校で継続的に多くの先生の授業を実際に見て学ぶことは今しかないと思い、参加を決めました。

◆先生の「想い」にたくさん触れることで、信頼関係が構築されていく過程を見ることができた

──実際に、小学校の現場に入ってどう感じましたか?

 先生の想いにたくさん触れることができ、児童の成長を願っていることを実感しました。

 「仲間を大切にすること」と「自分で考えて行動すること」という2つの視点をもらいました。周りを見て困っている人がいたら助け、今の時間を使って何ができるかを考えて新たな課題を探す光景がよく見られました

 この2つを大切にすることで、よりよい学級づくり、ひいてはチームワークの向上につながると感じました。

──その2つはとても大事なことですよね…! 具体的に先生の想いが伝わった出来事はあったのでしょうか?

 3時間目に体育の授業がある日に、チャイムが鳴るのと同時に授業を始めることができなかった日がありました。3時間目の前に20分休みがあり、児童は外に遊びに行っていたためです。予鈴が鳴り、教室に戻って次の授業の準備をすれば十分なのですが、体育の授業は着替えがあるため、どうしても準備に時間がかかってしまいます。

 先生は、「チャイムと同時に始めたかった」ということを児童に伝えました。すると翌週、20分休みに外で遊んでいた児童は、予鈴のチャイムが鳴る前に時計を見て、自ら教室に戻っていきました。

 教師の想いを児童に伝えるためには、「児童が自分たちで考えて行動する場を多く作ること」と「考えて行動したことを認めていくこと」、そしてそれを積み重ねていくことが大切だということを痛感しました

◆自分が大切にしたいことを明確にし、児童と接したい。

──「TEST」の活動を通して、今後について考えることはできましたか?

 自分の教育観について、ブレない軸を持ちたいと思います。指導の方法や考え方は先生によって様々で、決して1つには定まらないものだということが分かりました。
 だからこそ、自分が一番大切にしていきたいこと、児童に伝えたいことを明確に持つことで、指導が児童の今後にどう活きるか、どう繋がるかを考えながら児童と接したいと思いました。

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◆2022年度・2023年度のASSISTANT募集のご案内

「TEST」では、インターンシップについてのカジュアル面談を実施しています。本プログラムに興味がある方、まずは運営スタッフと話してみませんか?

参加をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください。

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◆わたしたちから、さいごに。

次世代教員養成プログラム「TEST」では、わたしたちの活動を応援してくださるスポンサー・サポーターの皆さま方の支援と寄付を募っています。

また、活動の周知にご協力いただけるメディアの方からの取材もお待ちしております。応援をいただける個人の方々は、左下のハートマークから「いいね!」や、各種SNSでのリンク共有をいただけますと幸いです。

今後「TEST」で行われるさまざまな活動は、以下のマガジンから閲覧することができます。ぜひ、こちらもご覧ください。

皆さまとお会いできるのを、楽しみにしております。

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