武田鉄矢氏によって露呈したネトウヨ的発言

https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8b81b0f08351bc0311a079776b67712a78452b

 はじめまして、自称野党支持者の「手すり」と申します。ホットな話題に反応するのに140字では手狭になったと感じたのでnoteを始めました。

 さて、最近のホットな話題としましては上記に掲出した武田鉄矢氏の「金メダルの話題が2つか3つ重なれば、みんな忘れます」(※)という発言があります。引用元の東京スポーツや、私が複数のアカウントを持つTwitterのタイムラインではこれを批判が多く流れています。ふざけるな。

■そもそも日本人って?

 私が大変がっかりしたのは、この発言に対して「日本人はそんなに愚かじゃない!」などと言ったネトウヨのごとき発言が立憲民主党などの野党支持者から多数出た事です。

 まず、前提として野党支持者が支持する政党は与党ではない。つまりは野党支持者は日本国民の過半数以上とは意見が異なっているわけです。ここで「投票率が低いから実際に与党に投票している人は~」などと言う方もいらっしゃるでしょうが、野党に投票していない時点で意見が異なっている事には変わりないので無視します。

 前提を基に考えると「日本人」という単語が指し示す単語は野党支持者では無い事が明らかです。これらを掲げた上で先の発言をした野党支持者に尋ねてみたいです、「本当に日本人は愚かでは無いのですか?」

■油断が過ぎたぞ

 恐らくですが多くのネトウヨのごとき発言をしてしまった野党支持者の方々は、先程の前提部分を失念していているのではないかと考えます。現在の我々野党支持者は、まず第一に野党を政権与党にする事を考えなければなりません。野党と与党の政策実現可能性には雲泥の差がありますからね。その為の打倒アベ政権であったはずですし、今もスガ政権を倒そうと多くの野党支持者が活動をしているはずです。そしてその目標の達成の為には現状野党支持者ではない人々を、"そう"なるように変える必要があるわけです。で、あればこそ対象である「日本人」の事についてはしっかりと把握しなければなりません。その上で先の武田鉄矢氏の発言をもう一度引用します。

「金メダルの話題が2つか3つ重なれば、みんな忘れます」(※)

どうでしょうか、これは氏なりの「日本人」の分析と考えるのが妥当でしょう。(氏は「日本人」ではなく「みんな」としていますが、前提を基に考えれば野党支持者以外を指し示しており、同義である事は明白です。)その上で私はこの発言を批判する流れには強く反対の意を示します。これまでもこれからも我々野党支持者は政権を獲得するその日まで常に「日本人」や「みんな」の分析を続け、野党支持者へと素敵な変貌をさせるために有効な策を練り続けなければならない立場に置かれています。そんな中で一つの分析結果を"失言"として批判するのは非常に大きな損、モッタイナイであると私は考えます。もっと言えば武田鉄矢氏が提唱した分析結果は、我々野党支持者が今まで想定してこなかった路線の内容です。これまで多くの選挙で悔しくも敗北が多い我々野党支持者にとって新たな風となるこのような意見は、失言と称して否定するべきものではなく一度は受け入れるべきものなのです。そもそも新しい意見を受け付けないなどと言う行為は、油断や傲慢そのものと言えるでしょう。いままでの我々はそういった事を続けてきたから、いつまでたっても支持する人々を与党の座へと押し上げる事が出来なかったのです。ここで我々は深い反省を行う必要があると考えます。

■反省すべきは我々

 以上の事により今回の件において、武田鉄矢氏は一つの分析結果を示したにすぎず、その内容も決して批判の対象となるようなものではない。そしてそれらに対し批判を行うなどの行為をしてしまった野党支持者は深く反省を行うべきである。つまりは反省すべきは武田鉄矢氏ではなく我々野党支持者である。と私は考えています。この願いが届き、いつか再びの政権交代が訪れる日を夢見て締めとします。


引用:7/18(日) 12:34配信 武田鉄矢 “失言”バッハ会長の批判に「金メダルが2つか3つ重なれば、みんな忘れます」(東スポweb)https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8b81b0f08351bc0311a079776b67712a78452b(7/27閲覧)

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