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夏に聴きたい歌は「音」で聴く曲/RIP SLYME『楽園ベイベー』

アナログ世代とデジタル世代の違いが、
一ヶ所感じるのは、歌詞を聴きすぎ


これは以前、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんがテレビ番組で語っていたこと。

アナログの頃って、僕ら音で全部聴いてた
だから洋楽だろうがなんだろうが、
全部かっこよかった。
なにより、意味なんかどうでもよかった

たとえばロックンロールは
ものすごく僕を元気にしてくれたけど、
元気づけるような歌詞なんて
ひとつもないんだよ。
関係ないんだよ、そんなこと。

お前に未来はないとか歌ってんだよ。
「no future for you」とか。
それ聴いて、
「よし!今日も学校行こう!」
って思って行ったの。

デジタルになると、
それが情報としてきれいに入ってきちゃって、
歌詞をね、文字を追いすぎているような気が
ちょっとだけする。ちょっとよ(笑)

この話を聞いたとき、
「うわー、あるなあ、これ……」
と、思った。

なんて、いかにも自分がデジタル世代のような言い方をしているけど、私は思いっきりアナログ世代です。スミマセン。

カセットテープをガチャガチャ回していた時代を、結構長く経験してます。

好きな音楽を見つけるのは、テレビの歌番組もしくはラジオから。CDが定番になってからはタワレコで片っ端から試聴したりね。

超アナログ世代なんだけど、子どもの頃から“ことば”が好きだったので、歌詞を重視して音楽を聴く傾向があります。だから、洋楽よりも邦楽を聴く方が多かった。

私が学生の頃に一番ハマったのがB'zなんだけど、稲葉さんの歌詞がなければここまで好きになっていないかも・・・と思ったりします。ミスチルも同様。


*****


そんな私が夏に聴きたい曲は、めずらしく「音で聴いている曲」なんです。


RIP SLYME『楽園ベイベー』

歌詞とか意味とかまったく知らない曲。

ファンの方には申し訳ないけど、RIP SLYMEが特別に好きというわけでもなく、この歌以外はほぼ知らない。ヒップホップ自体、普段はあんまり聴きません。

だけど、この曲を聴くと、

・勝手に体が動いてしまう。
・気分が上がっていく。
・今日一日が楽しく過ごせる気がする。

しかも不思議なことに夏限定
冬に聴いても、それほどテンションが上がらないのが自分でも不思議。

・・・

今回、この記事を書くにあたって、初めてちゃんと歌詞を見たら、ちょいセクシーなニュアンスの歌でびっくりした。

子どもに「これ、どういう意味?」って聞かれたら困る歌詞(笑)
※歌詞が気になる方はコチラ

おもしろい歌詞だと思ったし、韻の踏み方(ライム)が心地よいとも思ったけど、私にはそこまで響かなかった……かな。
(ごめんなさい!)

それでもやっぱり、私はこの曲が好きだし、これからも夏が来るたびに聴いてしまうと思う。

この曲の何かが、私の心を、体を、揺さぶっている。それはたぶん、ことばでは説明できない何か。

いや、ことばでは説明してはいけない何か。

歌詞は大事だし、詞とメロディーの相乗効果で曲の良さが何千倍にもふくれあがるのは事実。

だけどたまには情報を遮断して、純粋に「音を楽しむ」ことを楽しむ時間があってもいいかもしれない。

歌詞とか意味とかどうでもよくて、ただただ好きな曲。
皆さんにもありますか?


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