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アカデミー賞応募条件A「ポリコレ縛り」~でも、イケるんじゃない?~
ゆっくりしていってね!!!!
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2020年にアカデミー賞応募作品の条件が改定され、2024年から運用開始予定なんだけど、これが「ポリコレの押しつけ」として話題を呼んでいるわ。
アカデミーが発表したリリースによると、作品賞選考にあたって、A〜Dの4つの基準を設けるという。
このA〜Dの4つの基準のうち、2つを満たさなければならない、というのが選考の条件だ。基準に関わる情報は非公開で選考に扱われる。
(A)作品のキャスティングやテーマ
・主役または重要な助演俳優に、少なくとも1人は、アジア人、ヒスパニック系、黒人・アフリカ系アメリカ人、ネイティブ・アメリカン、中東出身者、ハワイ先住民含む太平洋諸島出身者など、人種または民族的マイノリティーの俳優を起用しなければならない。
または
・二次的およびマイナーな役の少なくとも30%は、女性、人種/民族的少数派、LGBTQなどの性的マイノリティー、障がい者のうち2つのグループの俳優を起用しなければならない。
または
・作品のストーリーやテーマが、女性、人種/民族的少数派、LGBTQなどの性的マイノリティー、障がいを持つ人などをあらわすものである。
(B)製作スタッフ
※B以下の条件は略(スタッフや制作環境周りのため)
でも、これ私は思ったのよね。
少なくとも条件Aに関しては(制作スタッフもまあ日本では女性多いと思うけど)、日本のアニメはけっこうイケるんじゃないかって。
※アカデミー賞には、長編アニメーション部門があり、日本の作品だと、過去には『千と千尋の神隠し』や『風立ちぬ』が受賞しているわ。
例1:メイドインアビス
例えば、劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」よ。
これはばっちりポリコレ作品よね。
本作がいかにポリティカルかつコレクトネスなのか、きちんとご紹介していきましょう。
まず、主人公のリコは少女だけど、探掘家(冒険家みたいなものよ)として頑張るお話なのよ~。
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ポリコレ的には、メガネをかけているのもポイントが高いはずよ。(参考:世界中で話題!英国の11歳女子が「メガネをかけたディズニー風プリンセス」を共同制作)
冒険ものといえば、どうしても男性主人公のイメージがあるところだけど、リコさんは世の中の女性をエンパワメントするために頑張ってくれているわけね。メガネ少女だって冒険隊のリーダーになれるんだと。夢は叶うんだと。
もちろん、男の子も登場するんだけど、こちらのロボットの少年レグはあくまでもリコさんのサポート役よ。
作中ではわりと泣いてばっかりなのだわ。「男は泣いてはいけない」「男がリーダーをやらないといけない」という抑圧的価値観に対するアンチテーゼね!
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また、もう一人の仲間であるナナチさんは、モノ作りや医術などに通じたSTEM系の人材よ。そして、見ての通り、この子も女の子!
追記:と、作中の描写から思っていたけど、厳密には性別不詳みたい。まあそれでも比率は十分ということで……。
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この時点で、主人公チームは女性が過半数よ!
さらに映画では、もう一人、プルシュカという女の子が加入するわ!
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つまり、主人公チームはリコ、レグ、ナナチ、プルシュカで、女性比率は75%!(または50%) 大満足ね!
助演どころか主演が女性で、しかも助演を含めても女性比率が高いのだわ!
また世界観に少し触れておきましょう。
舞台となる大穴の街オースは、アビスと呼ばれる場所で発掘をして発展したから、探掘家の社会的地位がとても高いのよ。
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その中でも、最高位とされる「白笛」が尊敬されているんだけど、今判明している白笛5人のうち、少なくとも3人が女性よ(ライザ、オーゼン、スラージョ)!
女性活躍型社会が実現されている世界観の作品だと言えるわね。大穴の街オースでは、さぞかしジェンダーギャップ指数も良好な結果を示していることでしょう。
また、男性の白笛であるボンドルドさんも、探掘家になりたい孤児を集め、その夢を積極的に支援するなど優しいし、「血のつながりが薄い」とする娘・プルシュカについても、次のようにとても良いことを仰っているのよね。
このシーンはもちろん映画にも登場するわ。
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![](https://assets.st-note.com/img/1661591687100-bsZGT2OM8b.png)
か、完璧……! 完璧すぎるほど完璧なのだわ……!!
日本のアニメならば本作だけに留まらないわ。以下、「映画化はされてないけど、映画化されたらいけそうなやつ」を私なりにピックアップしてみたわ。
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