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弟子屈スノーリゾートの夢

世界的なスキーリゾート地としてブランドを確立しつつあるニセコスキー場。ニセコスキー場エリアにある海外の富裕層向けのペントハウスには10億円の不動産物件もあるそうです。


従来まで海外の富裕層の中には、自国では雪は降らないので帰国する際に、買い揃えたスキーセット一式を宿泊先で廃棄処分して帰るというもったいない話しをよく耳にしましたが、近年のニセコリゾート開発で高級分譲マンションが増えたことによって、「来年もニセコに来るために、初めて買い揃えた家族分のウインタースポーツの道具を保管する場所として、10億円のペントハウスを即日購入した」というケタ違いの話しも出てきているそうです。
ニセコの魅力は、多種多様な温泉施設とスキー場から徒歩圏内にあるリゾート系列の宿泊施設の豊富さ、そして3つの山を滑ることができるスケール感になるでしょうか。


国内リゾート地において、従来の交流人口から定住人口の増加に繋がり始めているニセコ、フラノ、東川町、白馬、野沢温泉を見てみると、温浴施設とスキー場の両輪が、人を惹きつけるハードの共通項と言われています。
ウインターシーズンにおける弟子屈町にも、ニセコに匹敵する豊富な温泉資源、摩周温泉や仁伏温泉、川湯温泉があるものの、川湯温泉街から僅か約4kmの距離感という抜群な立地にある弟子屈町営川湯ヌプリスキー場(ビラオスキー場)は、残念ながら平成20年に閉鎖しております。


ビラオスキー場山頂からは、摩周岳の景勝が眺望できたそうで、ビラオスキー場全11コース、全長3.3キロのロングコースからなり、初心者から上級者まで楽しめ、ナイター照明も完備されていたそうです。
2026年には星野リゾートさんの「界テシカガ」が開業され、また、同年11月には広々とした延床面積2900㎡にも及ぶ町営の温泉・図書館の複合施設もオープンします。


弟子屈町におけるウインタースポーツの新しいシンボルとして、ビラオスキー場の再開を願ってやみません。
Takashi Mizuguchi