「天皇杯」FC町田ゼルビア対筑波大学に思う事。

一言では感想を伝えきれないぐらいおもしろい試合でした。

前提として、近年の筑波、明治とかはJ1リーグの中でフルシーズンだと疑問はありますが、ハーフシーズン(前期のみ)なら残留争いしない中位くらいの順位でも戦えるくらいのタレント、完成度があります。

ほとんどのJクラブが公式戦では対戦したくない相手ですよね。

特にトーナメントとなると上位カテゴリーの方がプレッシャー大きいですし。

町田としては、台所事情なのか珍しく準備不足と感じました。試合エントリーメンバーを見た時にサブに本職のCBがいなかったり、攻撃の選手が多くバランスが悪かった。

不運にも序盤にCBが怪我をして、本来SBの選手がCBに入りました。
ですが筑波のCF内野もアンダー世代飛び級での代表だったり、19歳で既にヨーロッパトップリーグのクラブが興味をもつタレントで対応はそんなに簡単じゃなかった。

また、ことごとく不運でプレー中の負傷者が前半だけで2人、後半1人、延長で1人と多く出て120分の中で約20分くらいを10人で戦わなければいけなかった。

全体的なプレー強度は町田でしたが、アジリティ、クイックネスや走力は大学生が良いので、その20分の疲労度はかなり高かったはずです。

黒田監督が言うようにレフェリングにも問題があると言っても過言ではないかもしれません。

試合を通して3枚イエローが出ましたが、内容的には7、8枚くらい出てもおかしくなかった。

前半ファーストプレーの町田の高橋大悟のアフター気味に見えるプレイで、立ち上がりなのでカードを出しづらかったので、それが試合を通しての基準になりましたね。

審判自身もそれをきっかけに迷いながらジャッジすることになってしまい歯痒く難かったと思うので、心情察します。

ただ、大人に対してタメ口だったりリスペクトがなかったというコメントは試合中であれば関係なく、プロフェッショナルなら尚更かなと思います。

負けた後にそれを口にしてしまったら負け惜しみになってしまうので、ぜひ今季リーグ優勝して説得力のある言葉に変えて欲しいです。


プロである以上アマチュアに負けるのは絶対にあってはならない。

僕も町田の時、練習試合で流経とかに負けた時は相当落ち込んだのを覚えてる。


これぞ天皇杯の醍醐味という、大学生が国内カテゴリートップの首位を倒すという痛快な結果になったことに筑波大学選手スタッフに拍手を送りたい。

おめでとうございます。

ただ、その過程で人の道に逸れた振る舞いがあったとしたら、本人が一番後味悪い思いをしてると思います。
今は勝利の美酒に酔いしれ、そのことに気付けてなかったとしても
時が経てば必ずその行いを悔い、改める時が来ると思います。
本人の人間的な面での成長も見守っていきましょう。

そして自他共に認められる、真の王者になれることを応援してます。


町田は残念な結果となりましたが、

リーグ優勝すればこの負けを無かったようなことにできると思うので、落ち込まず、引き続きリーグ戦を全力で戦うことを願ってます。

怪我をしてしまった選手たちの早期復帰を祈ってます。

お疲れ様でした。

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