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《自己存在探求の旅路》無意識、宇宙、他者、霊性

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生きている事、死ぬ事、死後の世界、神話、意識、無意識、魂、霊性、宇宙、星、素粒子、自己と他者。自分が生きてる意味とその存在、その世界について探求していくマガジンです💫💫💫💫
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2024年5月の記事一覧

本棚の奥の「シリウス文書」⑥創作小説最終話

第一話はこちらから ファミリーとヨギー 美和子と達夫は大阪城の近くまで来ていた。何か胸騒ぎがしたのだ。 達夫がカフェからでて来る父親の姿を見つける。裕和の後から坊主頭の同い年くらいの男が出てきて今どき大変珍しい葉たばこを店外で吸っていた。 信号が青に変わり裕和は煙草を嗜む坊主頭を残し地下鉄の駅を目指して横断歩道を渡る。 そこへものすごいスピードで車が向こうから走ってくる。 「止まらない!」 そこにいた誰もが思った。 車の運転席にも助手席にも後部座席にも人は乗っていな

潜在眼で心の深層を「見る」/卵の殻としての言語 -中沢新一著『精神の考古学』をじっくり読む(5)

中沢新一氏の『精神の考古学』を引き続き読む。 精神の考古学。 私たちの「心」は、いったいどうしてこのようであるのか。 私たちが日常的に経験している「心」は、よい/わるい、好き/嫌い、ある/ない、真/偽、結合している/分離している、同じ/異なる、自/他、といった二項対立を分別するようにうごいている。通常「心」というと、こういう識別、判別、判断を行うことが、その役割であるかように思われている。 しかし、こういう分別する心、分別心は、いったいどこからやってきたものだろうか。

「未来とは何か!?」時間を考えるシリーズ・パートIII最終回💫💫💫

自分とは時間! 時間とは自己!! ハイデガーは凄いところに辿り着いたのである。 ヌーソロジーを始めたぼくは自分とは空間、空間とは自分。との空間認識に衝撃を受けたのであるが、それをも上回る衝撃! それはつまり全ては自分。全てはワタシというところに繋がってくる。 しかし、そこでは終わらなかったのがドゥルーズでありヌーソロジーである。 〈全てはワタシ〉をぶっ壊して先に進んだところに生成の場・生成の時間があるという。 前回までの復習💫 持続、円環する時間。 現出してくる現在は

「円環する時間」時間とはなんなんじゃー!?パートⅡ 

時間について考えるシリーズ、パートⅡ行ってみたいと思います! 存在論で名を馳せたドイツのハイデガーの登場です🇩🇪!! ドイツの哲学者ハイデガーは存在論と時間で有名だが時間を円環化している時間として表した。 ハイデガーは「存在」を「ある、いる、なる」と表した。「ある」は3次元に入れ込んだ他我化した自己の自我の事で「存在者」とも呼ぶ。 「いる」は4次元空間の主体である自己、「現存在」とも呼ぶ。 「なる」は恐らく5次元高次元存在。自己他者の交わった魂、霊。「なる」は「存在者、い