奥泉光「鳥類学者のファンタジア」を読んで
プロジャズピアニストである希梨子(フォギー)はある日JazzBarで演奏中、第二次世界大戦中ドイツで、行方不明となった祖母の姿をみる。祖母である霧子も日本で当時天才と称されるピアニストだった。ドイツでの祖母の足跡を調べるべく調査を始めたところ・・・
ロンギヌスの石、オルフェウスの音階、歌劇「ピュタゴラスの天体」、宇宙オルガン。神秘的なキーワードに彩られフォギーと弟子の佐知子ちゃんが現代日本、戦時下のドイツ、果ては宇宙の水晶宮へと時空を超えて旅する音楽と宇宙の神秘の物語!!