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旅好きのアホが”デッカイドウ”に移住するまでの話①

一発目の投稿
北海道在住9年目になる私の北海道移住までの経緯を綴ってみようと思う。

◆移住のキッカケ
私は雄大な自然と美しさに心惹かれた一人だと思う。

高校時代の修学旅行、スキー実習がメインですが留寿都と小樽へ行きました。
冬の修学旅行という事もあり、まず感じたのはその寒さです鼻で呼吸をすると鼻毛が凍り付く感覚
スキー場から見える美しい景色、

おいしいごはん・・・
おいしいごはん!!!!

すべてが新鮮でテンションが上がってしまった若かりし頃の私は友人と半袖Tシャツ1枚で雪に埋もれてみたりしました。

よほど気に入ったのか、北海道に憧れを持ちました。

◆天からの御告げ
大学を卒業して四国の企業に就職しました。

四国の生活もとても楽しかったのですが、とある熱帯夜に布団の中で何かが降りてきました
「北海道に移住せよ」・・・
そう御告げを受けてからの行動は早く、会社を退職し、「いざ北海道へ!!」

移動手段としては現在は走っておりませんが、大阪駅から出発する夜行列車「トワイライトエクスプレス」に乗って札幌を目指しました。
※始発駅という訳ではありません

今考えると謎ですよね。今こうやって当時を思い出しながら書いてますが本当に謎です。


◆夜行列車に揺られながら
部屋に荷物を置いて早々何をしたかというと、
住む場所を決めてない為、列車の中で札幌の不動産屋に電話して諸々条件を伝えた上で内覧の予約をしました。

あ、皆さんは真似しないでくださいね!!
家を決めないで移住なんてダメ!絶対!!

予約を終えると、列車の中のラウンジへ行きました。
しばらくぼーっと窓の外を見ながら、当時持っていた初代iPadで地図をジッと眺めてました。

そして始めるんですよ。パ〇ドラを・・・

しばらくラウンジに居ると老夫婦に声をかけられました。

おじいさん:「お兄さん一人?」
   自分:「はい、一人です。」
おじいさん:「へぇぇ~旅行かい?」
   自分:「いえ!移住しようと思って。」

二人は目が点になってましたが、「ええやん!!若いうちにやれる事はなんでもやりや!!」と言われました。
当たり障りの無い言葉ですが当時の自分はその言葉にかなり元気をもらっていたと思います。

その後、ご夫婦の経営しているお店の話や若い時に行った場所等色々な話を聞きながら
おそらく列車は北陸側を通っていと思いますが、新潟糸魚川にある「親不知・子不知 」の辺りで老夫婦とはお別れしました。

その頃には夕暮れ時でお腹も空いていたので食堂車へ
食堂車の中に入ると8つくらいでしょうかテーブルが均等に配置されており、2,3組先客がいました。

ホールさんに促されるままテーブルに座り食べたものはハンバーグ
もう北海道脳だったので、うまいうまいと思いながら食べてましたね。お値段はそれなりでしたが(笑

その時の心の中「これは絶対道産牛、これは絶対道産牛」

食事を終え、外を見てみるとほぼ何も見えなくなっていた。

自分の部屋に戻り寝転がりながら走行する列車の音をずっと聞いていた
満腹という事もあったがこの等間隔の揺れと音、
私はいつの間にか眠ってしまっていた。

数時間が経過し、冷たい空気が私の顔に触れ、私は目を覚ましました。
列車は止まっているみたい
そして、ほのかに硫黄の匂いがしました、外を見てみると登別駅に停車しておりました。

「本当に北海道にいるんだ」と言葉を溢したのを覚えています。

あとはひたすら期待を胸に1,2時間、部屋から車窓を眺めておりました。
すると、昨日ラウンジで話をしたおじいさんが現れて

おじいさん:「これ、電話番号、なんか困ったら電話し」
と電話番号が書かれた紙きれをわたしてきた。

結果として電話する機会は無かったですが、こういうのってなんか良いなって思いましたね。
この夜行列車の社内で想像以上に濃い体験をし、列車は札幌に到着

荷物を持ち車両から降りました

次回:家を見つけるまで

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