無防備になっていい、傷ついてもいい その先にドリーミングが待っているから
NVC(Non Violence Comunication)認定トレーナーを目指している”みなちゃん”こと、須藤みな子さんが福岡に来てくれた。
みなちゃんは、ミンデルのプロセスワークの読書会で何度か顔を合わせたことがあり、彼女の誰も傷つけたくないというような柔らかい言葉遣いや雰囲気に惹かれていた。
そして、NVCというものに信念を持ちその世界を広げるために、とても真摯に向き合っているように見えた。← 僕がNVCが何かをわかっていないのに。苦笑い
そして、そして、どこか僕の姉と同じfragileな面影をもっていた。
彼女は水泳選手だと言ったが、姉も水泳が得意だった。
何度かZoomで顔を合わせただけなのに、NVCを習うなら、みなちゃんから・・と本人に告白しながら、ずっとそのままになったいた。
それが、彼女が福岡でのワークショップイベントを企画していたので、今回、それが叶ったのだ。
みなちゃんは、NVCを豊かにするために沢山の学びを経て、それを補強するための理論、その一つとしてプロセスワーク(すごく狭義的に、身体感覚で自分へのメッセージを掴むワーク)を取り入れて、今回、その伝道の旅に出たのだ。
みなちゃんは、仙台から南下しながらNVCワークショップの旅を始めた。
これは、僕が今、最も憧れる、英雄の冒険ではないか。
東京、大阪、出雲、別府にある APU(立命館アジア太平洋大学)でのワークショップを終えて、最後は福岡。
会場となっていたあるアパートの一室に行くと、みなちゃんが手を広げて出迎えてくれた。 イメージより少し小さなみなちゃんだった。
僕と他の受講者3名、ホストの方とみなちゃんと6名でのワークショップ
チェックイン(自己紹介)
NVCのニーズカード、インナーアクティブカードを用いてチェックイン
僕が取り寄せたカードは、下の写真。
僕も、みなちゃんと同じように、英雄の旅に出たい!
その思いが、このカードを引いたのではと自己紹介した。
コヒーランス瞑想(ハート瞑想)
交感神経と副交感神経の両方をアクティブなままで、宇宙の波動(5秒間呼吸)と自分自身の心臓(ハート)とを繋げながら、自分の今を、繊細に感じ取って行く瞑想
みなちゃんの瞑想誘導はなんともナチュラルで柔らだった。
この導きがあれば、誰でもコヒーランス(心臓の心拍が正弦波になる状態)になっていくだろう。
僕のハートが、これから出会うものに喜んでいるようだった。
インナーワーク
プロセス指向心理学者のミンデルのプロセスワークを体験した
音楽を聴きながら、ハートが感じるままに、動いてみる。
洋楽のメロディーに両手を広げ、歓喜の歌として身体を合わせて行く。
ハートの中に、光に満ち溢れた水面が出てきた。光の雫が中心から波紋となって広がって行く。
それから、ハワイのような南国の海辺近くにある森の中にいた。
僕の場合、瞑想をすると、かなりの確率でこの場所が出てくる。
今日は、ここに、裸のビーナスが現れた。西洋絵画にあるような透き通る肌のビーナスが、少しだけ恥ずかしそうにしている。
ビーナスを静かに見ていると、何かを生み出そうとしているのがわかった。
瞑想が終わり、眼を開き、アパート一室の世界に戻ってきた。
眼を閉じた世界は広大無辺だった。
さっきまで、自分の中に秘められたドリーミングの中にいたのだ。
NVCのペアワーク
ペアになり、自分の生い立ち、過去の体験などから、今の自分がどのような価値観や行動ステイルを持つようになったかを発見するワークを行った。
この時に、自分の中に、ハッとするものを見つけた。
僕は、仕事で自分の作成した資料などを、上司に手直しされることに異常に抵抗感があるのだった。
身体的反応として、血圧が上昇し身体が硬くなり、防衛本能として少し怒りが湧いてくる。
この反応は、今やだいぶ制御できたり、素直に指摘を受け入れることが出来ているが、
相手の無自覚な権威的なランクが見えると、時々それが発動してしまう。
これは、おそらく、自分の生い立ちから来ているものだと思うが、
要するに、傷つきたくないのだ。。傷つくのを恐れているのだ。
みなちゃんが、ワークの前の座学で、NVCトレーナーのロバート・ゴンザレスの3つのサークルの話をしてくれた。
この話のことが、あるブログに書いていた
外側のサークルは、「恐れから攻撃・防御」(ディフェンシブ・オフェンシブ)の反応。
僕にはまだ、これが発動するのだ。
大脳辺縁系の旧い脳が、攻撃か、防御(撤退)かの反応をしてくる。
これを乗りければ、次の真ん中のサークル、「無防備に傷つく」(バルネラビリティ)この領域に行くことができる。
当然、防御しないと、傷つくだろう
ノーガードで顔を出せば打たれるだろう。
しかし、ノーガードだからこそ、その先にあるものに踏み込める。
傷ついても、その先にあるもの
つまり、インナーサークルにある「本質」(エッセンス)を取り出すことが出来る。
ここで、みなちゃんも加わって、こう言ってくれた。
「無防備であること 傷づきやすいこと」(バルネラビリティ/vulnerable)
年末、僕は『スナックキズツキ』という原田知世が出演するドラマにハマり、自分のナイーブな傷つき安さに共感していた。
そして、年初めに、友人の松井勇人さんが出した新著『人は幽霊を信じられるか、信じられないかで決まる』の中にあった言葉に響いた!
フラられてフラられて、傷ついてもいいんだ。
告白していることが大事なんだ。
俺は、傷つきやすい、ナイーブな人間だ。それをしっかり受容する。
そして、傷つく、でもその傷つきやすさを恐れない。
その脆弱性を抱きしめたまま、走り続けよう!
そう思ったのだった。
朝のチェックイン(自己紹介)で引いたカードは、『真摯/インテグリティ』があった。
僕は、他者に対して『真摯たれ』と思っていたのだけど、
でもでもでもでも、本当に必要なのは、オッパピーーーー
自分の弱さに対して、無防備に生きることに対して、真摯であろう。
今、それが、はっきりと分かった!
みなちゃんが、僕のために、このメッセージを仙台から届けてくれた!
その他にも、今回のワークショップのために、NVCやコネクション・プラクティス、プロセスワークで学んだことを理論的・体系的に解説してくれた。
これまで表面的に理解していたことが、彼女がそれらの知識や理論を、自ら身体で体験した感覚で、そのチョイスした言葉で説明してくれたので、本当に初めて聞くように目から鱗であった。
ここは、彼女が勉強して体得した知識のエッセンスだから、記載しないけど・・
みなちゃん
博多まで来てくれて、本当にありがとう。
あなたは、僕らの英雄だ!!
そして、一緒に参加してくれた皆さんも。
妙子さん、ご自宅を提供してくれて、色々な飲み物、お昼のカレーから夜のモツ鍋までのおもてなし、小さな合宿のようでありました。
また、一緒に学んだ3人の皆さんもありがとう。
ご自身の中に、ハッとする気づきを得たのではないでしょうか?
みなちゃんから、引き出してもらったNVCの学びを、自分の中で生かしていきましょう!
私たちは、自分が思い描こうとするドリーミングのプロセスの中にいる。
生まれ育った環境や家族関係、これまでに遭遇した試練は、ぜんぶ、今いる自分の必要なプロセス、だから、そこに引き戻される必要はない。
そこから与えられた課題は、この先の人生のテーマ、ドリーミングに向かって生きるためのパワーに変わる。
自分の中の内なる光を信じて、今のプロセスを楽しんでいこう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?