(多分)誰でも読書感想文を書けるようになる私なりの書き方

まえがき

teruと申します。

もう夏休みも終盤ですが皆さんは夏休みの課題を終わらせましたか?
学生でない皆さんは学生の頃を想像してみてください。
結構多くの方が最後のほうまで残してしまうのが、自由研究・絵画・読書感想文・絵日記の4つではないでしょうか。

中でも読書感想文は本を読まないといけないこともあり、最後まで残してしまう人もいるのではないかと思います。
そんな読書感想文ですが、ポイントさえ押さえれば割と簡単に書けるのではないかと思ったので記事にしてみました。
まだ読書感想文が終わってない方や、その親御さんの参考になればいいなと思います。
ただし、先に断っておきますが、良い読書感想文を書くための方法ではなくて、あくまでクオリティ云々ではなく読書感想文を書くための方法になります。

本の選び方

読書感想文を書くにあたって、まず本を読むのが苦手とか好きじゃないと思っている人もいると思います。
そういう方のための本の選び方は2通りあると思います。

好きなジャンルの本を読む

読書は嫌いだけどゲームや漫画、アニメ、ドラマは好きだという人はいると思います。
そういった方には、似たような世界観の本を読むことで読み進められる可能性があると思います。
例えば、アニメが好きな方には好きなアニメのノベライズ作品やライトノベル作品が、刑事ものドラマが好きな方はそのノベライズやそういった作家の方の作品がおすすめです。

映像化作品を見る

小説の中にはドラマやアニメ、映画などの映像になっているものがあります。
そういったものは、本を読まなくとも映像を見ればある程度の状態を把握することができます。
ただし、映像化の都合上変更されている点もあるのであまりお勧めはできません。
どうしても…という場合にはインターネットなどで書籍との違いを調べておくとよいかもしれません。

おすすめに従う

ここまで、本を読むのが苦手とか好きじゃないと思っている人向けの本の選び方を紹介してきました。
本を読むのは苦じゃないけど読む本が決まらないという方は
読書感想文 おすすめ
でWeb検索すればたくさん出てくるので、そこから選ぶとよいでしょう。

本の読み方

本を決めたら読みましょう。
ただし、普通に読んでも感想文を書くのは難しいと思います。
そこで、感想文を書くための本の読み方を紹介します。

感情移入する

感想文では自分がどう思ったかを書きます。
そのため、読んでいる本の主人公を自分に見立てて感情移入することで、自然と感想をたくさん思いつくことができるようになると思います。
感情移入する際のポイントですが、文章に書かれている景色を想像しながら読むと、世界観に移入しやすくなると思います。

メモと付箋を用意する

読書感想文を書くための本を読むときはメモと付箋を用意しましょう。
そして、本を読んでいるときに印象的だったところをメモしてください。
具体的には
・盛り上がったところ
・感動したところ
・熱くなったところ
・疑問が残ったところ
・怒りを覚えたところ
・笑ったところ
・悲しくなったところ
などが挙げられます。
どういうところでどういう気持ちになったのかをメモしてください。
付箋はそのページに後で戻れるように貼ってください。
番号か何かをメモに対応付けておくと後で確認しやすいです。

感想文の書き方

では本題の感想文の書き方です。
ここでの感想文は2,000文字(400字詰め原稿用紙5枚)を想定しています。
大前提として文章を記述する際は、最大文字数の8割を埋めることが求められるので1,600文字(400字詰め原稿用紙4枚)は書くようにしましょう。

タイトルと氏名

忘れずに書きましょう。
書き方が指示されている場合は指示に従うようにしましょう。

本を選んだ理由(150~200文字)…全体の10%

読んだ本のタイトルとなぜその本を読もうと思ったのかを書きましょう。
書き始めは、「私は『〇〇』という本を選びました。この本を選んだ理由は~」といった感じでよいと思います。

ここは正直に書くべきですが、書き方には注意したほうが良いでしょう。
例えば、本を読むのが苦手でアニメのノベライズを読む場合、
「私は本を読むのが苦手なので、以前アニメで見たことがあるこの本を選びました。」※37文字
とするよりは、
「私は本を読むのが苦手で、どの本を読もうか悩みました。しかし、以前にこの話をアニメてみた時にとても感動したため、小説版でも同じような感動が味わえるか気になり、この本を選択しました。」※89文字
としたほうが前向きに聞こえてよいと思います。
ただし、後者のように書くのであれば、本文でも感動した点について触れる必要があります。

あらすじ(0~200文字)…全体の10%

選んだ本に物語性がある場合、あらすじを書きます。
正直なことを言うとあらすじは必須ではないんですが、あった方が読んでいる人が状況を把握しやすいので書いておいてもいいかなと思います。
あらすじを書くにあたって、文庫本の裏表紙にある程度書いてあるものを参考にするとよいと思います。
ただし、キャッチフレーズ的な文章(例:○○の金字塔、第〇弾)が使われていることも多いので省略したり、書き換えたりして下さい。

それに加えて、自分が後で触れたい部分についてある程度書いておくとスムーズになります。
例えば、結末周辺の感想を書きたい場合にはその部分について少し触れておくとよいでしょう。
結末周辺はネタバレになるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、あくまで感想文であって紹介文ではないのであまり気にしなくてもよいと思います。

一番〇〇だと思ったこと①(600~800文字)…全体の35%

ここからが皆さんの感想を書く部分になります。
メモを取った部分から、自分が一番伝えたいことや衝撃を受けたことについて書きましょう。
書き出しは、「私がこの本を読んで、一番○○だったことは~」でよいでしょう。

その事実に続けて、どうしてそう感じたのかを書くようにしましょう。
ここがまさに読書感想文の『感想』の部分です。
例えば、感動した場合には
・自分にも同じような経験があった
 →その時の経験も書きましょう
・登場人物の成長を感じられた
 →その人物の変化についても書きましょう
・登場人物の願いがかなった
 →願いに対してどのような行動をしていたか、自分に似たようなことはなかったか、その人物から学べることはないか、なども書きましょう
などが挙げられると思います。

一番○○だと思ったこと②(600~800文字)…全体の35%

違う場面でもう一つ書きます。
私がよく使う2つは、文章の内容にもよりますが『感動したこと』と『驚いたこと』です。
驚いたことを書くときには、自分とは違うタイプの人の行動に注目し、違う考え方を学んだと締めることが多いです。

まとめ(150~300文字)…全体の15%

最後は書籍から学んだことや感じたことを今後の自分の生活にどう生かすかを書きます。
書き出しは、「私はこの本を読んで○〇ということを学びました。そこで~」といったかたちでよいのではないでしょうか。
例えば、
・自分とは違う考えを学んだので、今後は様々な視点から物事を考えるようにしたい。
・自分が登場人物のような場面に出くわした時には、○○のような判断ができるようになりたい。
などがあるかなと思います。

あとがき

ここまで、私なりの読書感想文の書き方を紹介しました。
最初にも述べていますが、これは"クオリティの高い"読書感想文の書き方ではありません。
何度か書いているうちに、自分の書きやすいスタイルや書くべき内容を知ることができると思うので、そのたびに書き方をアップデートしてください。
この記事が誰かの役に立つことを願っています。

…ちなみに私が今まで読書感想文を書いた中で印象に残っている本は「夏の庭」と「ぼくらの七日間戦争」です。


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