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フリーランスライターになって1番しんどいと思ったこと

「フリーランスって自由でいいよね」
「ライターってどこからでも働けて羨ましい」

そんなお言葉をいただくことがありますが、フリーランスライターの現実はそんなに輝かしいものではありません。

正直に言って、私の体感は「辛い」が8割、「楽しい」が2割です。ここからはフリーランスでインタビューライターをしてる私のリアルをお伝えします。

楽しい旅行中もパソコン広げてカタカタ

私は旅行が大好きで、好きなときに休みをとりたくてライターになりました。
会社に「すみません、お休みください」と言うのがストレスだからフリーランスになりました。

でも現実は、旅行のたびに1.5キロのパソコンをスーツケースに詰め、移動の車や飛行機で執筆作業をしています。5日間の北陸周遊旅をしたときは、気持ちよさそうに寝る旦那を横目に、朝4時に起きて、構成案を練っていました。

10年以上ぶりに姉2人と旅行した山梨県では、行きの運転をすべて姉に任せて、ずーーっと記事の修正をしていました。おかげで久しぶりの姉たちとの会話は何一つ覚えていません。

「書かないといけない記事」があると、作業をしていないときでも仕事のことが頭から離れない……。

誰にも頭を下げずに休暇を取得できるようになりましたが、それと引き換えに、全力集中で遊ぶ時間を失っています。

「納期」が毎日追いかけてくる悪夢

楽しい時間を削ってまでライティングをするのは、決して夢中になっているからではありません。「納期」という最も重要な約束事を守るため。「遅れたらどうしよう」という恐怖感が常につきまとっています。

そんな恐怖を味わいたくないと思い、日程的に余裕があると、次の記事を書き進める日々。いつか生まれる「余裕」を夢見て。でもなぜか「余裕たっぷり、ダラダラできる!イエーイ!」なんて日は来ないのです。

予定になかった単発の仕事が入ったり、納期の変更があったり、noteさんから毎月更新の催促をされたり。とにかく納期に追われる日々なのです。

これまで、営業やカスタマーサクセス系の仕事しかしてこなかった私にとって、納期の苦痛は初めての体験。私がライター業をする上で、1番しんどいと思う部分です。
「時間をおいて、もっともっと推敲したい。もっともっと良い記事にしたい!でも時間がない!」そんな毎日です。

ライターの技術が高ければ、こんな悩みは出てこないのかもしれません。でも残念ながら私は、書くスピードも、考えるスピードも、亀さんなんです。今はとにかく量をこなして、少しでも早くて良い記事が書けるようになるため特訓中。

「このまま続けていいのかな」とモヤモヤする日もあるけれど、もう少し頑張ってみようと思っています。「書く」仕事が心の底から好きとは言えないけど、嫌いではないから。続けた先に何が待っているのか……何か面白いことが起きたとき、最高に面白い状態で届けられるように「書く力」を磨いておきます。

#文章力はセンスなんて言わないで


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