『日本橋魚市塲沿革紀要』を原典で読む Part 22: 幕末の日本橋魚河岸 (江戸時代編 完)

長々と20数回日本橋魚河岸沿革紀要を原典で読むというのをやってきました。日々継続して読んで書くというのを身につけるために、時に内容荒く(そもそも日本橋魚市場沿革紀要自体も内容が飛び飛びというのもあるのですが汗。解説書なしだと何を言っているかわからないところも多いです)、なんとか継続することができました。

徳川家康の江戸お討ち入りから始まり、森孫右衛門や大和屋助五郎といった登場人物が出てきて日本橋魚市場は隆盛していき、納魚をめぐるトラブルや飢饉など時代の激動に揺り動かされながら生き残り続けました。原典をなぞりながらそのドラマを楽しみ、かつ現代におけるこの場所は魚河岸でいうここだったのだ、などさまざまなワクワクする時を味わうことができました。

さて、前回までの内容から江戸の終わりまでの内容は、2ページ弱しかありません。

天保の終わりから嘉永におけるペリー来航や、文久の和宮の話といった日本史の教科書に出るような話題が続きます。それぞれのドラマの裏側で、魚屋たちはペリーの乗った異国船を見張りに行ったり、ご成婚のお祝いの魚を用意したりと活躍していたんですね。

日本橋魚市場沿革紀要

ここには書ききれなかった、また、これまでのものを追記するポイントもいっぱいあるのですが、プライベートがさらに忙しくなってしまったので江戸期までで一旦休もうと思います。ここまで書ききれてよかったです。ニッチな書き物でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

少し勉強する時間を設けて、次は明治時代へ!

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