人間の感情と記憶

とある理由で今日から彼氏と半年くらい会えなくなることになりました。

連絡も思うように取れないし、電話なんかできません。

今すんごいすんごい寂しい気持ちでいっぱいです。お見送りしたあとの電車の中で勝手に涙が出てくるくらいは寂しいです。

でもいつも悲しい気持ちや寂しい気持ち、焦る気持ちになった時どこか俯瞰して見ている自分もいて、「しばらく経てばその環境に慣れるし、この感情を忘れるのが人間(わたし)だ」と諭されます。

昔アンビリーバボーかなにかのテレビ番組で驚異的な記憶力を持っている女性が特集されていたのを今でも覚えています。

その女性は人生の全ての出来事を記憶していて忘れる事ができないそうです。最初は「超すげー!勉強とか天才的になれるじゃん!」って羨ましく見てました。

でもその女性は日本のテレビ番組からの取材を拒否しました。(おそらく日本に限らず全ての国、メディアの取材拒否)

その理由が、全ての感情も忘れることができないため、悲しかった気持ちなども色褪せることなく鮮明な感情のまま思い出してしまうらしく、家に引きこもりがちになってしまったそうです。

その時に人間の「忘れる」というのはとてもとてもとても大事な機能なのだと知りました。例えば大切な方が亡くなって悲しくても、自分の人生は続きます。その時にずっと鮮明な悲しみの中にいるわけにはいかないのです。

わたしはそのテレビで見た女性のように驚異的な記憶力なんて持っていない普通の人間です。だから今は寂しくて悲しくてもそのうち環境に慣れるんだと思います。

ドライな人間だとかそういうことでなく、人は人それぞれの人生を生きなくてはいけないから「忘れる」ということは大切なのです。

ちょっと壮大な話になりましたけど、もちろん彼氏とはお付き合いを続けますし、しばしの別れくらいのつもりでおります。

悲しい気持ちはありますが、明日も普通にお仕事を頑張りたいと思います。

おわり