見出し画像

成仏と往生

罪の意識から死ぬこともできないおばあさんなど、呪いのようにその人を生に縛りつけるものがあります。

不治の病に苦しんでいたり、一生を破壊するほどの呪いでありながらも、生き続けるという残酷な運命を背負っている方も多いでしょう。

こういった因業に関する呪いというのはその人の魂の奥深くまで、根深く絡み合っています。

呪殺というと、何か悪い念を送って相手を死にいたらしめるようなイメージを持つ方が多いでしょう。(もちろんそういうケースも多々あります)

しかし、その人の魂の奥深くに絡みついたその悪呪を取り除いても死ぬのです。
例えるならば、酒の中に入っているアルコールを全部飛ばしたら、その液体はもはや酒ではありません。

呪術そのものが悪というわけではありません。

それらの悪呪を取り除くからこそ、浄土への往生ができるのです。

こういう感覚が理解できると、医者や法律家の考える安楽死や尊厳死というものがいかに滑稽で稚拙なことかよく分かると思います。

彼らは肉体についてしか議論していませんから、苦しむ方の生霊などには無頓着です。
誰かに取り憑いて、別の方が悪呪に苦しむループを繰り返しているだけなのです。

生や死、そして善や悪など、多くの陰と陽はつながっています。
見えない世界を幅広くカバーしていくことで社会問題などの現実的な話にもとても有効だということが理解頂けたのではないでしょうか。
体系的に学んでいくことは大切なのです。


これからも良い記事を書いていきます。