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罪と地獄の行き先

罪に応じて送られる地獄というものは違うものです。
現世でも罪に応じて刑罰が違うのと同じです。

等活地獄というのは殺生をしたものが堕ちます。
この罪人は現世でも同様に誰かを傷つけてやろうという気持ちに満ちていますから、鉄の爪で周りの罪人同士でバトルロワイヤルをします。
斬り合いますから、最後には骨だけになってしまいますが、そうしたら鬼がその骨を砕いて砂状にしていきます。
その後、風が吹いて罪人たちは元の姿に戻るので、再びバトルロワイヤルを繰り返します。

それに加え、盗みや邪淫を行ったものが送られるのが衆合地獄です。
そこには頭が獣の姿の鬼がいます。

さらに修行者にもかかわらず飲酒をしたものが送られるのが叫喚地獄です。
赤い衣の黄色い頭の鬼が目からを火を出して罪人を苦しめます。

さらに嘘をついたものが送られる大叫喚地獄では、鬼が目や舌を抜くという戒めとして聞いたような責め苦を受けるのです。

さらにその上は五逆の罪(父殺し、母殺し、最高僧殺し、仏身を傷つける、教団を分裂させる)を行ったものが送られるのが無間地獄です。64もの目を持ち、口から鉄丸を出し、火が流れる牙を持つという恐ろしい鬼が相手をするわけです。

百聞は一見にしかずとは言いますが、聞いているだけで恐ろしい世界ですね。
こういうところに行かないためには人として当たり前のことを当たり前にすることだと思いますが、力を持つと、その責任が伴わない人も少なからずいるようです。
倫理観も含めて、見えない力を向上させるためにはベースとなる瞑想が大切です。
基本を徹底して応用まで極めたいという方はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。