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表裏の経典

古代から現代において、変わらない人生の問題というものがあります。

生と死
愛と憎しみ
歓びと悲しみ
優しさと怒り

これを読まれている皆さまにおかれましても、同様に永遠のテーマではないかと思います。

このような表裏一体のテーマというのは、教えにおいても当てはまります。

たとえば、仏法を表の道とするのであれば、裏の道にあたるのは鬼道です。
つまり、人間のドロドロとした部分とでも言いましょうか。
本音の世界とも言えるかもしれませんね。

皆さまも裏の道の話というのは興味深かった様で、色々な記事を書いておりますが、評判も上々でした。
ありがとうございます。

しかしながら、それは仏法と鬼道に限ったことではありません。

キリスト教においても、大きく2つの聖書がありますね。
旧約聖書と新約聖書です。
やはり、面白さという視点では、旧約聖書の方が面白いと言われる人が多い様に思います。

日本について知るにおいても日本書紀よりも、古事記の方が面白いということです。

人間が愛を求めたり、出世を求めたり、金銭欲を満たそうとしたり、敵を恨み、憎しみ、怒る、そんな本音の世界というものは面白いものです。
しかし、綺麗事な理性的なものがそういう本音の感情を抑圧しています。
見えない世界は無いものとして、隠し抑圧しているのとよく似ていますね。

物事とは相似形なのだと思います。
隠蔽され、抑圧された叡智を学んでいくことに留まらず、それの背景にあるものを知って理性的にも把握できるようになるということですから、両面こなせます。
皆さまもぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。