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暦と神社

太陽のおかげで昼と夜の概念がありますから、1日というのはすぐ分かります。
では1ヶ月というのは、月が満ちて欠けていくという1サイクルによって、おおよそ把握できますね。

たしかに月の満ち欠けだけでは、1ヶ月が29日とかになってしまうので、365日に足らず、太陽暦よりもずれやすいというデメリットはありますが、太陰暦の良さは月の初めが新月ですし、15日は満月になるということです。

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毎月、神社で月次祭が行われていますが、これに関係しています。
1日にやっているのは、本来は新月でしたから、常闇のお祭りをしているわけですし、15日のお祭りは、本来は満月でしたから明るくなったことをお祝いしています。

うまく太陽暦の精度というものも取り入れたのが、太陰暦に季節を組み合わせた方法です。

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皆さまもいくつかはご存知かもしれませんが、24ある季節を示す日付を太陽暦として当てはめることで、太陰暦の季節がずれていくのを防止する訳です。(ずれが大きくなったら閏月を挟むことで、ずれていくのを防いでいます。)

アジアでも特に中国語圏は二十四節気を用いた太陰暦が使われているところが多いです。

カレンダーとして何気なく使っているものも神社のお祭りと密接に関係していたりするのです。
特に明治から太陽暦が入ってきたことで、大切なものが変えられてしまうということが神社からも分かります。
こういう知識は現代の教育では意識して学ぼうとしないと得られません。
このようなことに関心のある方は一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。