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占いの変化から読み解くポールシフト

占星術という言葉があるように、占いには天文の知識が不可欠です。
実際に安倍晴明も天文学博士でした。

ポールシフトというのは地球の地軸が傾いてしまう現象です。
現代社会で大きなポールシフトが起こると大きな影響に発展するでしょうから、心配している人も多いでしょう。

実際に占いのことを背景も含めて詳しくなると、ポールシフトの歴史にもふれることができます

陰陽道の占いでポピュラーなのが六壬です。

実はこの占い、宋の時代以前と以降で異なっているのです。
これはポールシフトにより、唐の時代まで使われていた暦が変わってしまったことに起因します。
暦に基づく占術ですから、暦が変われば占い自体も変えざるを得ません。

しかし、日本の場合は遣唐使を廃止してしまったので、この新しい暦が日本には入ってきませんでした。
平安時代から江戸時代まで、暦は大きく変わることはなかったのです。

しかも、中国から暦を輸入していたために、自ら暦を作る技術が日本にはありませんでした。
そのため、中国からの情報が来なかったため、そのまま占術の研究だけが日本で行われ、古い技法の占いが発展した形で日本を席巻したわけです。

中国などでは文化大革命で叡智が失われた中、そうした状況だったために古典的な占いが残っていた日本というのは何とも皮肉な結果と言えましょう。

ネットで騒ぎになるポールシフト、そういうことも占いの知識があれば起こったことが論理的に説明できるのです。
占いを知るということは、天文を知り、自然を知るということです。
背景まできちんと分かれば相手に怪しまれずに真実を伝えられるようになるというものです。


これからも良い記事を書いていきます。