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桜吹雪の言霊と日本人の根底の強さ

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皆さまは、墓石というものが、どうして墓の上に置かれているかご存知ですか。

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古代より、人は死というものを恐れて忌み嫌っておりました。
古代人は人の遺体を貝塚のさらに下に埋葬するなど、死という存在を遠ざけていたことからもそれが頷けます。

墓石というものは、一度亡くなった人が再び起き上がらないように重しとして置かれていたのが起源です。
ゾンビの映画のようなシチュエーションを恐れたのでしょう。

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しかし、死とは本当に汚れていて、忌み嫌うものなのでしょうかと散りゆく桜を見ていて思います。

言霊を大切にしてきた日本人は桜を神の花として扱っていました。
榊(さかき)のサと、神座(かむくら)のクラから取った言葉だからです。

その散り際は、恐れの対象ではなく、美そのものなのでは無いでしょうか。

生きることは死ぬことと見つけたりと言葉もありますが、死の中に生というものを見出したのです。

死というものは美しいのです。故に生きるということはとても美しいのです。

日本もとても大変な状況が続いていますが、死ときちんと向き合っていたかつての日本人はあらゆる国難を乗り越えてきました。

日本人の目覚めには死との向き合いというものが重要なのでしょう。


言霊を少しやりましたが、今後も本格的に言霊も解説していこうと思います。見えないものについて本格的に学びたい方は一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。