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赤い霊符の意味

いつもインスタグラムで色々な霊符をアップロードしておりますが、朱色で書かれた霊符が多いと思われたかもしれませんね。

朱書でない場合であっても赤い紙を使うというケースもありました。

朱色というのは元々水銀のことでした。
水銀は古来から仙薬とされていて、通常の漢方薬では効果が薄い病に用いられました。

空海も水銀の力に着目し、真言密教の霊場を水銀の産地である高野山にしたわけです。
高野山の神は丹生津姫の名の通りですね。

空海は真言密教の開祖ですが、道教に対しても並々ならの知識がありました。
三教指帰では道教を儒教より上だとして、仏教に次いで優れた教えであるとしています。
最古の学校である種智院を開き、道教を教えていました。

実際に空中に大般若魔事品と書き、悪魔を幸福させたり、水の上に子供が空書きした龍という文字に1点を加えて、本物の龍にして昇天させたという逸話もあり、道教の符呪にも通じていたことが分かります。

霊符を見ていても、赤い色が使われてることから、ふと疑問があったかもしれませんが、このように背景の部分まで理解することで、納得した形で知識のアウトプットができるようになります。
見えない世界のことはオカルトではないですからね。
理論の部分もあわせて学んでいきたいと思う方は、是非一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。