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曼荼羅の本質的魅力

心理学者のユングが着目したこともあり、仏教徒以外の人も曼荼羅に着目するようになりました。

曼荼羅が人々を魅力するというのはどういう理由があるのでしょうか。

そもそも曼荼羅はサンスクリット語のマンダラの音を写した言葉です。
語源としては本質を有するという意味で、仏の悟りの本質をさしています。

空海は最初に曼荼羅を日本に持ってきました。

密教の教えというのは奥深く、言葉で表現するのは難しいから、図によって示しているのだと説いています。
密教の修行のダイナミズムが発揮されているわけです。
仏教の世界では、悟りへの道の障害物として五感が挙げられていますが、密教の場合は、逆に五感を活用して宇宙の真理を獲得しようという態度が出ています。

仏教では、五巻は人の心に煩悩を生じさせると考えられていますが、密教では宇宙の真理は理性だけでは理解ができないからこそあらゆる感覚を総動員して真理を捉えようとしているのです。

その中でも曼荼羅は目という感覚器官を活用して、宇宙の真理を獲得しようとしているわけです。

そこには、宇宙のシステムが表現されています。
そこに描かれたもの全てが宇宙の心理のシンボルであり、それを目に見ることによって人々は宇宙の真理と交流の体験をしているのです。

根本的な考え方により、手段も異なります。
様々なことを包括的に学び、相性を確認するのが良いでしょう。
トータルで学んでいくのは長い道のりですが、ぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。