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妖怪とも仲良くなれる

妖怪と仲良くなったという話もそれなりにあります。

例えば、東北では座敷童子が有名です。
家の守り神として5〜6歳の子供のような風貌の妖怪です。

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日本の神は自然で活動してる精霊神から、山の神のように人格神となり、天照大御神のような国家神として発展してきたという歴史があります。
座敷童子は人格神の部類ではあるものの、山の神と比べると具体的な存在になっている分、歴史は新しい存在と言えるでしょう。

家を守護してはくれますが、個人宅という狭い範囲であるため、神としては祀られることはないため、妖怪として扱われているのです。
家を反映させてはくれますが、いたずらも案外多く、人の子どもとそんなに大差はないのでしょう。

沖縄にも似たような存在としてキジムナーがいます。

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座敷童子と同様に居ついてくれれば繁栄します。
宜野湾のところに巨木のある屋敷があって、そこにキジムナーが住み着いていたのですが、そこの家の中泊様と仲良くなり、毎晩魚を持ってきてくれるようになったのですが、老人は毎日のことなので嫌気がさしてしまい、その木を燃やしてします。
キジムナーは比嘉家に住みつくようになり、比嘉家は栄え、中泊家は没落したのでした。

江戸や大阪、京都では、稲荷狐がそのような存在でした。
不気味な存在と言われることも多いですが、屋敷に稲荷を祀っているケースが多いのはそういう理由によるものです。

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駿府城には姿の見えない狐であるうば狐が住み着いていて、手拭いを頭にかけて踊っているのは有名です。
姿が見えませんから、はたから見ると手拭いがひらひらしているだけですけどね。

見えない存在によって良くも悪くもなるということです。
現実面に生かすためにも見えないことを知っていくのは大切です。
狐を祀った家が発展しているわけですから、そのような見えないものは影響するのです。
皆さまも見えない力について学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。