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72という数字が持つ意味

七十二の鎮宅霊符ということですが、七十二という数字には何か意味があるのでしょうか。

実際に、五行や、五岳真形図、九字、北斗七星など、数霊というものはありました。

中世から続く陰陽道のお祭りには七十二星鎮祭というものがあります。
72本の灯りを点け、七十二星鎮札というものを櫃に入れて天井の梁の中に納めるのです。

72という数字は何なのか。
短絡的な人は六十四卦に八卦を足したのだとか、二十四節を三つに分けたとか適当なことを言います。
全くもって的外れであり、こういうフェイクが流れていくのはただただ残念なことです。

これは七十二地煞からきています。
72個あるという人間界に祟りを起こす凶殺の星です。

この七十二というのは道教的な祟りの星を鎮めるという意味なのです。
水滸伝などの小説を見れば分かるような話なのですが、意外に嘘情報が多い現状です。

見えない世界を学ぼうとするのはそれだけの広い知識がいるのです。
七十二星鎮札と鎮宅霊符を混同して使っている人がいたりと多くの問題のある情報も多いです。
背景のことが分からないと72という数字だけで全然違う論理を推定してきたりと誤ってしまいます。
大元の根っこである自然哲学からきちんとやっていくことが大切なのです。


これからも良い記事を書いていきます。