隠蔽と抹消の怨霊たち
原始宗教からあったはずの-1をかける術というのは、日本で隠蔽されてきました。
天孫族の話が出てからというもの、日本ではそれ以前の土着神の祀りが隅に追いやられてきました。
別に悪い神では無かったのですが、その土着神の怨念を恐れ鬼道として扱われるようになったのです。
しかし、神道にだって恐ろしい神々は居たはずです。暴風神スサノオやその玄孫オオクニヌシは祟る神として崇拝されており、もはや論理が滅茶苦茶です。
単に神道以前の神はタブーということでしかありません。
しかしながら、そのタブーを隠蔽するために、−1の力を使うのです。きれいは汚い、汚いはきれいなのです。
かつての怨念を持った神々を守護神に転換したのです。
行かれた方も多いかもしれませんが、奈良には法隆寺があります。
焼身自殺をした聖徳太子の一族の怨霊を封じたのが、あのお寺です。
その呪いの封印が蘇莫呪です。蘇るなかれという意味ですがいかにもって感じがしますね。
そのような背景もあり、法隆寺では蘇莫の舞というのが行われていますが、都合が悪いので、あまり知られていません。
その後、日本に仏教が入ってきたことで、宗教が混ざり合ったことで、こっそり守り抜いた土着の宗教が色々なものと混ざった形で行われるようになりました。陰陽道や密教の中で、生き続けたわけです。
本来、重要な役割だったものは、ちぐはぐだろうが矛盾があろうがフタをし続けてきたという歴史があります。
しかしながら、それは単に誰かさんにとって都合が悪かったからというだけの話です。
実際に怨念を封印するなど悪いものを良くしたりすることもでき、あくまでも術者の問題なのに、隠蔽を繰り返しています。
見えない世界において、本来の姿を学んでいきたいという方はぜひ一緒に頑張りましょう。
これからも良い記事を書いていきます。