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平田篤胤と天狗小僧寅吉
妖怪について調べたのが平田篤胤でした。
彼は天狗小僧、仙童寅吉ともやりとりがありました。
天狗小僧と呼ばれる子どもが随筆家の山崎美成の家に来ているということを知り向かいました。
寅吉が商人の家に生まれていましたが、丸薬売りの老人がツボの中に入って空を飛んでいくのを目撃したわけです。
その老人こそが天狗だったわけですね。
寅吉はこの老人が幽界に案内してもらい、様々な力を身につけるのです。
そんな寅吉の鋭い眼光に、篤胤はただならぬものを感じました。
寅吉も、真剣に話を聞いている篤胤に好意的だったそうです。
ここから寅吉の調査が始まりました。
色々話を聞くために石笛をプレゼントしたりと相当力を入れていたようです。
それこそが平田篤胤を有名にした仙境異聞というわけです。
その後も前世の記憶を持った勝五郎という少年を調査したりと多くの著作を残していくのでした。
見えない世界を調査する上で篤胤が大切にしたのは客観性を高めるということだったそうです。
それが彼の著作物の価値の源泉と言えるでしょう。
見えないものを扱うわけですから、ロジックなどの理性的な面も大切にしたいと私は考えています。
これからも良い記事を書いていきます。